【ハンドボール部】インカレ王者に屈し、今季初勝利ならず

◆2023年度 関東学生春季リーグ戦◆

4月16日 中央大学多摩キャンパス 対中大

リーグ2戦目の相手は、昨年インカレ連覇を成し遂げた王者・中大。なんとしてもリーグ戦連敗を避けたい立大だったが、相手の圧倒的な攻撃力を前になす術なし。大量失点を許し、リーグ戦初勝利とはならなかった。

先制点をあげたのは立大だった。素早い速攻からボールを受け取った三谷(営4)がGKとの1対1を冷静に制した。直後にも副将・豊田(法4)が鋭いシュートをゴールネットに突き刺し追加点をあげる。順調な滑り出しを見せていたが、試合の主導権を握っていたのは中大だった。高い身体能力から繰り出される強烈なシュートや、守護神・中原(コ4)の意表をつく技ありのサイドシュートで得点を許す。徐々に引き離されていき、5点のビハインドで試合を折り返した。

巻き返したい後半だったが、依然ペースをつかんでいたのは中大。豊田が高いジャンプ力を駆使したシュートで得点を重ねるも、なかなか点差は縮まらない。さらに相手GKの好セーブに何度も阻まれる場面も続いた。「前への出方が上手い」(石井・ス1)と語るように、完璧なタイミングで距離を詰められ1対1を決め切れない。その間に相手の猛攻を受け点差は開くばかり。終盤には3連続失点を許し、敗戦を喫した。

課題の多い試合となったものの、新入生の石井が2試合連続得点をあげるなど収穫もある。今年のスローガンは「Understand」。来週の日大戦ではチーム一丸となり、今季初勝利を目指す。

(4月17日・熊谷光洋)

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◆コメント◆ 石井選手

ー今日の試合を振り返って
昨日の日体大戦と今日の中大戦で相手が1部の格上ということでどこまでできるか。あとはこれまでかなり作戦を練ってきたのでそれをどれだけ発揮できるかというところが今日の目標でした。

ー中大に対しての作戦とは
ディフェンスでいかに粘って速攻に持っていくかということ。後オフェンスでどこを狙うかということで、フォーメーションでしたり、展開の作りを考えながらやっていました。

ー中大の強みは
やはり個々の能力が高いので自分たちが孤立してしまったところの1対1をやられてしまったり。あとこちらが1対1になっても決め切れなかったり、相手の方がハンドボールを知っていたなと思います。こういったところで差が出てしまったかなと思います。あとはフィジカル面でも相手の方が上だったかなと思います。

ー1対1を止められる場面が多かったが、相手キーパーの強みは
前への出方が上手くて、プレッシャーがかかったところにシューターとしてはやっぱりプレッシャーがかかると前が見えなくてなってキーパーが見えづらくなるんですけど、そこを前に詰めてきたり、あと体も大きいので自分がゴールを見えない位置まで近づいてきたりして、とてもやりにくかったです。

ー今日の課題と良かった点
チームとしては最後相手に離されてしまったところで盛り上げ切れなかったのがベンチ・ベンチ外含めて全体としての反省です。後はやはり作戦を最後までやり切れなかったところとオフェンス力のなさが課題ですね。
個人としては1年生ということもあるのでもうちょっとフレッシュさでカバーできたらなというのと、自分は盛り上げるのが好きなので、今日みたいな落ち込んだ場面でどれだけ自分がチーム変えられるのかが大事だと思うので、もっと盛り上げていきたいです。

ー2試合連続で得点中だが
1年生なので試合出させてもらっていることにまず感謝して。相手からしたら去年は僕いなかったのでそこで少しでも点を取れたっていうことはうれしい気持ちもある反面、もっと成長していかなければという気持ちにもなれた。この得点は自分だけのものではないので、先輩方に感謝したいです。

ー自身のプレーの強みは
自分は身長がない分、低い場面での1対1とか、パスの捌きとか、後はディフェンス力ですね。声で盛り上げてどれだけボールを持っている相手にプレッシャーをかけられるかっていうことを強みとしてやっているので。今後試合に出させていただけたら、そこを頑張っていきたいです。

ー大学レベルは高校と比べてどうか
自分も高校は全国経験して、強い相手を経験してるんですけど、大学になるとフィジカル面とチーム力がもっと大事になってきているので。やはり高校はセンスでできてしまう人もいるんですけど、大学はフィジカル面が全然違うなって感じました。日本代表の方とかもいたので圧倒されたというか、自分も憧れを持っていたので戦うことができてうれしいですね。

ー立教に入った理由は
高校時代の頃、立教とも何度か試合をさせてもらって、立教の雰囲気がいいなと思ったのと、先輩方がいることが大きかったのかなと思います。

ー次戦に向けて
メンバーに入れさせてもらったら、流れを変えて少しでも勝利に貢献できるような選手になりたいと思うので。チームとしてはこの1週間色々作戦を考えて残りの試合でいかに上位に行けるかということを頑張りたいと思います。

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