
【野球部】「革新」春季リーグ戦直前インタビュー Vol.2 池田陽佑選手、安藤碧選手
2017年以来、6年ぶりの賜杯奪還を目指すタテジマ軍団。今回は、春季リーグ開幕直前にZoomでインタビューに答えていただいた。リーグ戦についての質問はもちろん、選手本人の意外な一面なども伺った。
◇池田 陽佑選手◇
―秋リーグ後の自身の課題
後半に直球の力や精度、コントロールが良くない部分があったので、そこが課題だと思います。
―冬の期間の過ごし方
良い物は良い物で残しつつ、後半になっても良い投球ができるように、体の使い方などフィジカルの強化に励んでいました。
-今年のチームの強み
1人1人が自分の仕事をきっちりした時の結束力です。単発でホームランが出るチームではないので、やるべきことができてつながった時にはすごく強力な打線になるのではないかなと思います。

力投する池田
―春の目標
チームで優勝することが一番の目標だと思います。そのチームの目標を達成するために個人では自分が勝たないといけないし、最優秀防御率も取らないといけないと思うので、それが個人の目標です。
―今季は背番号18を背負う。エースの自覚について
2年生の頃から責任などはずっと感じながらやってきたので、あまり変わらずにやっています。
―春キーマンだと思う人
投手は全員キーマンにならないといけないと思います。野手は西川晋太郎(コ4=智辯和歌山)、安藤碧(社4=明石商業)あたりがしっかり打たないと、入る点も入らないので、その2人がキーマンだと思います。

マウンドを降りる池田
―対戦したいバッターは
廣瀬(慶大4年=慶應)、上田(明大4年=愛産大三河)、宗山(明大3年=広陵)と対戦したいですね。
―観客にここを見てほしいというところ
香水が好きなので、通り過ぎるにおいを感じてほしいなと思います。(観客は分かりますか?)アップの時とか、すれ違ったときに「あ、これが池田君のにおいか」と分かってもらえば嬉しいです。

池田と西川晋 智辯和歌山同期であり、立大の新エース・新主将となる
―西川晋太郎選手が主将、池田投手がエース。智辯和歌山の時と同じ状況だが
お互い分かり合っている部分があると思っていて、2人で何かを目指せるのは最後だと思うので、優勝を勝ち取りたいと思います。
―リフレッシュ方法
体だったらサウナとか。メンタルとかなら練習したほうがリフレッシュになります。次どうしようとかこういうことやりたいなっていうのがでてくると、打たれてもリフレッシュできている感じがします。
―もし10億円持っていたらどうする?
10億円手に入ったら、買える会社を買って経営します。10億円じゃ足りない(笑)
―人生で一番感謝していること
高校の同僚です。プロへ行った同僚がいるから、ここまで真剣にプロ目指そうと思えたので。黒川(東北楽天)とか東妻(横浜DeNA)とか、レベルの高いところを目指してやっている人が周りにいるから、そういう人たちに感謝しています。

ポーズをとる池田
(取材編集・山岡雄一郎 この取材は4月5日に行われました。)
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池田 陽佑(いけだ・ようすけ) 2001年11月17日生まれ。コミュニティ福祉学部4年。右投右打/投手/智辯和歌山/182㌢92㌔ ケガから復帰した昨秋は7試合で自己最多の44 1/3回を投げ、六大学4位となる防御率2.23を記録。本来の投球を取り戻した。エースナンバーを背負うラストシーズン、チームを勝たせられる投手になれるか。
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◇安藤 碧選手◇
―秋リーグ1番印象に残っている試合
自分が初めてスタメンで出て、決勝タイムリーを打てた東大1回戦が印象的です。
―冬や春の過ごし方
打率をとにかく上げるというところに目を向けて、普段のバッティング練習からボールをコンタクトする率という部分はすごく意識していました。
―個人で今1番意識していること
クリーンアップを任されているので、しっかりランナーを返して打点を挙げるという部分は自分の中で特に意識しています。

サインを見る安藤
-春の個人的目標とチームの目標
チームの目標は変わらずリーグ戦優勝と日本一というところで、個人の目標は規定打席到達と打率3割以上は目標として掲げています。
-春リーグキーマンだと思う人
投手は池田かなと思っていて、彼が投手陣の中心であることはもう誰が見ても間違いないので、そうなっている以上、期待以上に成績を残してくれるという意味も込めて池田だと思います。打者は戸丸(コ3=健大高崎)かなと思っていて、今4番を任されていてキャッチャーでもあるので負担はかなり大きいと思うのですが、その負担を押しのけて結果を出してくれれば、チームとしてもいい結果が出てくるのではないかと思います。

ベンチ前の安藤
―ルーティン
試合前は西川晋太郎と一緒にセブンイレブンに行って、カフェオレと菓子パンを買ってバスで食べる。それがリーグ戦前のルーティンになっています。
―最近の趣味
西川晋太郎と吉野(コ2=仙台育英)と竹中(コ2=大阪桐蔭)とかとswitchでスマブラをすることにハマっています。池田もめちゃくちゃ強いです。
―10億円持っていたらどうする
部員全員に配りますね。みんなに幸せを届けたいなと思います。

構える安藤 前主将・山田のバッティンググローブと共に戦う
-尊敬している選手
山田健太選手(22年度卒・日本生命)です。野球面だったり技術面だったりは本当色んなものを吸収させてもらって、取り組む姿勢もずっと見てきたので尊敬している先輩です。
―思い入れのある道具
山田さんからもらったバッティンググローブです。リーグ戦でも使いたいと思っていて、そのバッティンググローブを見ると、あの山田さんの姿を思い出して自分も頑張ろうと思うので思い入れがあります。
―立教のファンに一言
リーグ戦優勝、日本一という目標に向かって、部員全員は毎日本当に必死になって取り組んでいるので、その姿を見せて目標を達成できるように頑張ります。

取材後ポーズをとる安藤
(取材編集・山岡雄一郎 この取材は4月7日、オンラインで行われました。)
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安藤 碧(あんどう・あおい) 2001年11月13日生まれ。社会学部4年。左投左打/投手/明石商業/182㌢87㌔ パンチのある打撃が売りの大型外野手。明石商業高校3年次には甲子園で春夏ベスト4に進出した。昨秋は初スタメンに抜擢された東大1回戦に決勝点となる2点適時打を放つ。ラストイヤーとなる今季は打線の核としての役割を期待される。
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