【テニス部女子】笑顔はじける同期ペア!強力ショットに封じられ白星逃す

関東学生新進テニス選手権大会2日目。男女単複の2回戦が行われ、立大からは女子シングルスに宗和(社3)、女子ダブルスに2組が出場した。宗和(社3)・角田(コ3)ペアは大学入学後初となる同期ペアで強豪慶大と対峙。強烈なサーブに圧倒され敗戦となったものの、2人は終始笑顔で戦い抜いた。

得点し、笑顔で喜び合う宗和(=写真左)・角田

前日の1回戦を勝ち抜き、女子ダブルス2回戦に臨んだ宗和・角田ペア。序盤から相手校の力強いショットに苦戦を強いられ、1ー6で第1セットを落としてしまう。しかし第2セットが始まると、徐々に相手のボールに対応し始める。強力なショットに対応するため、コート前方にて素早いラリーの応酬で攻める作戦に切り替えた。すると宗和が相手コートの隅を狙ったショットを決めるなど得点を重ね、1ゲームを取り返す。「このまま流れに乗っていきたい」。必死の思いで高速サーブを打ち返し、しぶとくラリーをつないだ。さらに宗和の強烈なストロークで相手を揺さぶりにかけ、高く上がったボールを角田がボレーで仕留めるなど同期ペア持ち前の連携が取れたプレーが見られた。しかし自分の相手チームも依然として主導権を渡さず、2ー6でセットを落とし、2回戦敗退となった。

ブレイク中の様子

この日立大は男女共に2回戦敗退となり、大会2日目で姿を消すチームにとっても悔しい結果となった。宗和・角田ペアも試合後に敗戦の悔しさを滲ませる。しかし苦しい場面でも常に笑顔でコートに立ち続け、前向きな気持ちで試合に臨む様子が見られた。「元気をプレーや勝ちに繋げられるようにしていきたい」と語るように、持ち前のポジティブさを武器に日々レベルアップを続けていく。今大会の課題を修正し、笑顔で白星をつかむ姿に期待したい。

(3月25日・平野琴海)

◆コメント◆

ー試合の感想

角田)勝ちたい試合だったので、結果負けてしまってすごく悔しい。試合の内容としては第2セットで第1セットに比べると粘れたっていう印象が強かった分、ゲームをしっかり取り切れなかったのがもったいなかったと思いました。
宗和)シングル負けちゃってダブルスに気持ち切り替えて絶対勝とうと思って試合入ったんですけど、相手のパワーのある球に対応しきれなかった。第2セットからは慣れてきて2人で話し合いながら作戦とか立てて流れを切れたけど、最後取りきれなかったのが課題として残っていると思います。

ー相手の印象

角田)身長も大きいし打ってくるボールも普通じゃない。私の後輩なんですけど、その時に比べてもやっぱり1部校の慶応で練習してるだけあって、よりパワーアップしてたのでそこはずるいなって思いました。

ーどのような作戦を立てた?

宗和)本当にパワーがすごかったので、後ろで一緒にラリーするよりも2人で前に出てより速い球を打った方がいいかなっていう作戦。サーブ打って前出て2人で前取るっていう形に持っていけたけどパワーで押し込まれた。でも何もしないよりはそういう変化を持たせて2人で色々変えながらリターンもちょっと下がってみたり気にせず一回センター思い切り打ったりとか、一個一個決めながら工夫は色々出来たと思います。

ーどのような声かけをしていた?

角田)ミスしたらもうドンマイ仕方ない、ポイント取ったら素直に喜ぶっていう感じで。
宗和)同期と組むのが大学入って初めてでずっとこのペアはないみたいに言われていて、ヘラヘラしちゃう、一緒にいる時もこんな感じなんですけど。家も近くて朝家の前から一緒に来ていて。同期だからこそ話しやすいし頼れるし甘えられる。昨日の試合とかも私が昨日ストローク全然ダメで唯がまだできたので、自分後ろ行こうかって言ってくれたりお互いに提案して助け合えるのが私たちのいいところです。

ー良かった点と課題点

角田)良かった点はどんな状況でも明るくどのコートよりも1番元気だったと思います。課題はその元気をプレーや勝ちに繋げられるようにしていくことと、監督・コーチとの反省で出た課題をしっかり潰していけるように練習の質を高めていきたいです。
宗和)良かった点は同じかな。追い込まれてる場面も多かったけど、終始ちゃんとコミュニケーションとりながら試合を進められたこと。課題としては立教全体で今日男女試合が終わってしまって、他の2部校の学校が残ってるなか立教は負けてしまったので、チーム自体も練習メニューとかを考え直してレベルを上げていけるように頑張ります。

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