【陸上競技部】箱根駅伝まであと1日!本選へ向けた直前インタビュー~Part10 内田賢利選手、岸本健太郎選手、関口絢太選手

予選会を6位で突破し、55年ぶりの本選出場を決めた立大。目標のシード権獲得に向けた強化合宿を行う中、監督・主将・主務・16人のエントリーメンバーにインタビューを行った。

※このインタビューは12月11日に行われたものです

◆インタビュー抜粋◆

内田賢利(コ3=駒澤大・東京)

エントリーメンバーに選ばれた今の気持ち
箱根駅伝出場を目標に予選会を走って(本選)出場権を勝ち取ったので、自分の手で勝ち取ったからには本選も自分で走りたいなって気持ちが強かったので、とりあえずメンバーに入れたことはとてもうれしく思います。

コンディションは
初出場なので知識とかは他のチームに比べて低いと思いますが、何回か試走にも行かせていただいて、状態としては練習も積めているので順調ではあるかなと思います。

本選での目標
年によってタイムとかも大分違って、参考にはあまりならないと思いますが、個人的には6区で58分台を出して、区間1桁、8位以上を目標にしています。

6区を走りたいその理由
予選会の結果(チーム内9位)から分かると思いますが、自分は長い距離がそんなに強くなくて、チームメイトに比べると力が及ばないので、予選会で足を引っ張ってしまったのでとにかくチームの戦力になることを考えました。その時に、自分は3000㍍SCをやっているんですけど、他のチームも山下り・山登りを3000㍍SCを専門にやってる人が走ったりしていて、自分の力を発揮できるのは6区かなと思って希望しました。

本選で意識している選手
早稲田大学の菖蒲敦司選手(3年=西京)は自分と一緒に3000㍍SCをやっていて、自己ベストもコンマまで一緒のタイムなので意識しています。あとは、同じ早稲田大学の北村光選手(3年=樹徳)も3000㍍SCをやっていて、1年生のときに6区を走っていて、結果も良かったし、今年も山下りを試走しているのを見たので、同じ区間になれば意識して走りたいなと思います。

予選会で分かった自分の課題

予選会前から分かっていたのですが、後半の粘り強さというスタミナ面と、最後のスパート力です。ラスト1㌔や3㌔でどれだけタイムを削れるかのスパート力が大事だと思いますが、そういった点でまだまだ力不足だと感じました。

予選会後に取り組んだこと

スパ-ト力を自分は重視して、記録会とか普段のポイント練習とか、ラスト1000㍍、ラスト400㍍は必ず(ペースを)上げて終わることを決めて練習しました。(―その意識は走りにつながっているか)普段の練習から癖を付けて、この間5000㍍に出させていただいたんですけど、前の1000㍍のラップよりしっかり上げてゴールできてベストも出すことができたので、結果に少しはつながっていると思います。

本選ではここに注目
よくチームメイトからも蹴り上げが高いって言われるんですけど、走る時に足が後ろに流れるタイプで、すごく分かりやすいと思うので注目してほしいです。

一言意気込み
チームとしてシード権獲得をしっかり狙って、自分が1つの区間でしっかり戦力になれるように頑張りたいと思います。応援よろしくお願いします。

ガッツポーズをする内田

岸本健太郎(営3=須磨学園・兵庫)

エントリーメンバーに選ばれた今の気持ち
ギリギリで選ばれたのですが、自分の力を出し切れるようにという形でうれしかったですね。

コンディションは
復帰途上ですが、少しずつ戻ってきているので残り1カ月でしっかり戻せるようにしたいなと思っています。

走りの強み

タフなコースが強みなのでそこら辺を生かせればなと思っています。(―タフなコースとは)起伏のあるコース、上りだったり下りだったり起伏の多いコースが好きですね。

合宿の手応え

今年の夏にコロナになってしまって全体の合宿に合流できなかったので、手応えは全くないですね(笑)

本選での目標

チームとしてはシードを目標としているのでそこにしっかり適応出来ればいいかなと思っています。

走りたい区間とその理由

自分は5区を走りたいと思っています。さっき言った通りタフなコースは好きなので5区とか起伏のあるコースを走りたいと思っています。

本選で意識している選手

東京国際大学に高校の同期がエントリーされているのでその選手、3年生の川畑(昇大)くんという子を意識しています。(―その方も5区か)分からないですね(笑)まぁそのような話を聞くことには聞くんですけど、実際のところどうなるかは分からないです。

―MARCH対抗戦を終えて意識したこと

僕自身全然タイムが出なくて、それこそ体力も全然戻っていなかったので練習では走る距離を意識して、質・量ともに終えるような形で意識しています。

本選ではここに注目

今4年生がいなくて若いチームなので、とりあえずみんな攻める走りというのを注目してもらえればなと思います。

一言意気込み

シード獲得に向けて全力でやっていければいいかなと思っているのでそこに全員の若い力を見てくれればいいかなと思っています。

冷静な表情で意気込む岸本

関口絢太(営3=國學院久我山・東京)

―エントリーメンバーに選ばれた今の気持ち

自分は入学してからチームの先頭で走る役回りだったので、けがをしなければ順当に入ると思っていました。それでも入ったことは一安心した気持ちです。

―コンディションは

箱根駅伝20㌔という長い距離を個人的にはまだ2回しか走ったことないというところで、経験の浅さに不安があります。(本選の)レースは自分以外の人がいなく、色々な人に合わせながら走るというのがなくて、全部1人というのは不安です。

―走りの強み

最低限の走りはできるので、大崩れしないというのが自分の強みだと思うので、チームに迷惑をかけない走りができるかなと思ってます。

箱根駅伝に生かせるかは分からないですけど、冷静に走れるのも強みです。トラックのレースとかで自分の体力を管理して、ここのグループにつけるかつけないかを瞬時に判断できます。小学校5年生から陸上をしていたので、経験からそれが身についていると思います。

―合宿の手応え

この間の練習で苦手とする3000㍍×4本の練習があったのですが、それをやり切ったというのは自信になりました。

―本選での目標

チームではシード権獲得です。55年ぶりに本選に出るので、シード権獲得はかなり高い壁だと思いますが、チームで決めた以上そこに貢献できるよう頑張りたいです。

個人としては、ずっと見ていて出られる初めての箱根駅伝なので、タイムにはこだわりすぎず楽しんで走りたいなと思います。

―走りたい区間とその理由

3区を走りたいです。去年卒業した斎藤俊輔(21年度卒)さんが走ったというのもありますし、この1年斎藤さんを全部目標としていたので3区を走りたいです。

―本選で意識している選手

他校にはいないですが、チームでは中山凜斗(コ3)です。過去に学連として箱根駅伝に出ている経験があるので、チーム内でも特に意識しています。

―MARCH対抗戦を終えて、練習で意識していたこと

当日走って学んだというより、ピーキングの合わせ方は参考になるなと思いました。良い大会だった分、そこまでの流れは箱根駅伝の本選にも生かしていきたいです。

―予選会で分かった自分の課題

1番は20㌔持つ体がなかったことです。ラスト5㌔くらいから急激に足が攣りそうになったり腹部が痛くなったりしたので、課題はハーフを走り切る体ができていなかったことです。今は補強だったり、長い距離を積んだりして強化しています。

―予選会後に取り組んだこと

予選会を終わってから特に上半身のトレーニングに取り組んでいます。MARCH対抗戦の時には映像で上半身のブレが少なくなったと思ったので、それは目に見えた成果かなと思います。

―本選ではここに注目

自分はキツくなったら顔に出やすいので、見にきてくださるなら最初の5㌔でお願いします。

3区だとラスト10㌔くらいがキツイので最初の方が良いです。

―一言意気込み

小さい頃から見ていた箱根駅伝に今年度は出場できるというところで、あまり意識しすぎず楽しんで走るということを目標に頑張りたいと思うので、応援よろしくお願いします。

ガッツポーズをする関口

(1月1日 取材・編集/安倍のぞみ・三俣心葉・山口隼輝)

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