【陸上競技部】「目標はシード権獲得」。箱根駅伝記者会見に密着!

冬の寒さも本格化してきた12月18日、立大・新座キャンパスにて箱根駅伝記者会見が行われた。第99回東京箱根間往復大学駅伝競走(通称・箱根駅伝)までわずか2週間。選手らや監督は、大勢の取材陣に囲まれながら箱根本選への抱負を語った。

記者会見の前には集団走行会も行われた

「目標はシード権獲得」。55年ぶりに箱根本選の舞台へ立大を導いた上野裕一郎男子駅伝監督は、冷静にチームを分析する。「全員が泥臭く区間10番以内を走り続ければシード権は見えている。1人でも大きなブレーキにならずに10人が走り切ること。また、選手47名、マネージャー16名、延べ63名のチーム力を今回の箱根駅伝で見せていきたい」。立大男子駅伝チームの魅力は、アットホームな雰囲気。その雰囲気を作り上げたのは紛れもなく上野監督だ。指揮官を中心に培った「チーム力」で本選でのシード権獲得を狙う。

(12月19日・平岡薫奈)

エントリー選手、主将、監督コメント

ミラー千本真章主将(コ4=立教新座)

55年ぶりに大手町のスタートラインに立てることを、本当に部員一同喜びを感じております。この舞台に立てるのも皆様の応援の力で、両親やマネージャーの毎日のサポート、私たちが予選会を走る時にサポートしてくださったスポンサーの皆様のおかげで成し遂げられたと思っています。本当にこういった方々への感謝の気持ちを忘れずに、今の勢いはどこの大学には負けないものを僕たちは持っていると思うので、この勢いを大切にしながら当日自信に満ち溢れた走りをエントリーメンバーにはしてほしいなと思います。そしてRのユニフォームを待ってくださっていた皆さんには、当日声出しの応援はダメかもしれませんが、一緒にチーム立教として熱い応援を送ってくれたらなと思います。

 

内田賢利(コ3=駒澤大・東京)

予選会ではチームの足を引っ張ってしまったので、本選では自分が戦力となってシード権獲得に貢献したいと思います。応援よろしくお願いします。希望区間は6区で、自分はこのチーム内でも他大学の選手と比べても走力が及ばないのは自覚していて、自分がとにかく予選会後からこのチームの戦力になりたいも考えています。自分が戦力になれるのは6区の下りだと感じていて、「6区なら大丈夫」じゃなくて「6区じゃなきゃダメなんだ」という風に感じているので6区を希望しています。

 

岸本健太郎(営3=須磨学園・兵庫)

箱根本選ではチームの目標となるシード権獲得に向けて最大限貢献できるように、残り2週間ちょっとで自分で最善の準備をして本選を迎えられたらなと思います。希望区間は5区を希望しています。自分はあまり力がなく、得意なコースはタフなコースが好きなので、そういった意味で希望しています。

 

関口絢太(営3=國學院久我山・東京)

私は小学5年生から陸上競技を続けているのですが、その当時からテレビで箱根駅伝を観ていてその憧れの舞台に自分が立てることがすごく嬉しい気持ちです。ですが、やっぱりガチガチにならずに自分は今回の箱根駅伝を楽しんで走りたいと思います。これからも応援よろしくお願いします。3区を希望しているのですけれども、理由と致しましては去年卒業した齋藤俊輔(=21年度卒)さんが自分のこの1年間の目標で、去年齋藤さんは関東学生連合で3区を走ったので自分も走りたいなと思っています。

 

中山凜斗(コ3=九州学院・熊本)

予選会を通して多くの方々に支えられているのだなと感じました。そういう方々の応援に応えるという意味でも箱根では自分の最善の走りをして、1月2日、3日の楽しみになれればいいかなと思います。応援よろしくお願いします。希望区間は特にないのですが、任された区間を精一杯走りたいと思っています。

 

服部凱杏(営3=佐久長聖・長野)

予選会ではチームに貢献することができなかったので、本選ではどのような形であれしっかりチームに貢献して、チームの目標のために尽力できればいいなと思います。希望区間は1区です。1番テレビに映るというのと、1区の成功体験が多いのでそういう区間が自分に合っているのかなと思ったからです。

安藤圭佑(コ2=豊川・愛知)

予選会が終わってから箱根頑張ってねという形で応援をしてくださる方がすごくたくさんいて、非常に支えられているなと実感していて。その中で自分の足の状態もだんだん上がってきていると実感しているので、自分がしっかりと走ってチームの主力として貢献できたらと思います。応援よろしくお願いします。希望区間は大手町を走りたいというのがあるので1区か10区を走りたいと思っています。

稲塚大祐(営2=高岡向陵・富山)

予選会では自分はメンバー外で応援をしていたのですが、予選会で走るメンバーがすごく頼もしく見えたので、箱根本選では自分も頼もしいと思ってもらえるような走りをしたいです。希望区間は8区で、自分の先輩が走っていて箱根を目指すきっかけになったので走りたいと思っています。

後藤謙昌(営2=仙台育英・宮城)

まず立教大学の代表としての自覚を持って臨みたいのと、僕は誕生日が1月4日で20歳になるので、1月3日の復路を走れたら最後10代の締めくくりとなるのでそういうのも含めて頑張っていきたいと思います。立教大学の応援をよろしくお願いします。希望区間は全区間で、とりあえず箱根を体験したいという感じです。

中田紫音(コ2=城西・鹿児島)

自分は大学に入って実績という実績を残してきたわけではないのですが、今年の夏合宿から徐々に状態が良くなって走れてきているので自信を持って当日走れるように、あとは応援してくださる方々への期待に応えられるような走りをしていきたいなと思います。希望区間は6区です。他大学の選手と並んで走る時に自分の走りを活かせるのは下りかなと思ったからです。

林虎大朗(コ2=大牟田・福岡)

昨年は悔しい思いをした1年だったので、今年は箱根駅伝予選会を走って自分もまだまだ上の選手に力が及ばずエースとしての走りができなかったので、箱根本選ではエースらしい走りをしたいと思います。希望区間は往路区間であればどこでも良いのですが、希望するなら1区を走りたいと思っていて。大牟田高校の先輩が活躍されているのが1区がとても多いので、自分も活躍できる選手になりたいと思っているので1区です。

山口史朗(コ2=四日市工業・三重)

テレビでいつも憧れて見ていた箱根の舞台に自分が選手として立てることに、本当に嬉しい気持ちでいっぱいです。箱根の舞台に立てるのもたくさんの方々のおかげなので、そういった方々に恩返しできる走りをしたいです。希望区間は5区で、箱根の全区間の中でも1番きついと思うので人生で1回は体験したいです。

山本羅生(営2=松浦・長崎)

今回の箱根駅伝では自己ベストがここまで更新できていて、非常に良い流れで練習を積めていると思うので、しっかり自信を持ってスタートラインに立ちたいと考えています。また、多くの人のご支援と応援があってここまで来ることができたと思っているので、その方々に何か届けられるような走りができたらなと思っています。希望区間は8区です。理由としましては上りが得意ということもあるんですけど、昨年走路員を8区でして来年は自分も走りたいという思いがあったので8区を希望しています。

相澤拓摩(コ1=専修大松戸・千葉)

中学校からの憧れの舞台で今このような立場になってすごく嬉しい気持ちでいっぱいです。当日は感謝の気持ちを忘れずに走りたいと思います。応援よろしくお願いします。希望区間は5区です。山を1度登りたいと思ったからです。

國安広人(営1=須磨学園・兵庫)

日々、箱根駅伝当日が近づいてきていて、今はとてもワクワクした気持ちでいっぱいです。箱根駅伝当日はこれまでサポートしてくださった人に結果で恩返しできるように自分の今持っている力を全て出し切って、後悔のない走りをしたいと思います。希望区間は特にありません。監督から任された区間を全力でがんばりたいと思います。

永井駿(コ1=九州学院・熊本)

箱根駅伝に出られるというのもたくさんの方々の支えがあってのことだと思っています。その恩返しになるような走りができるように、そしてチーム目標であるシード権獲得に自分の力が少しでも貢献できればいいなと思っています。応援よろしくお願いします。希望区間はありません。監督か任された区間をしっかり走れるように残りの2週間で状態を上げられるように調整していきたいと思います。

馬場賢人(コ1=大牟田・福岡)

予選会ではメンバーになることができずに悔しい思いしたので、しっかり本選ではチャンスをもらっているので自分にしっかり自信を持って調子を上げていきたいと思います。希望区間は特になくて任された区間を全力で走りたいと思っています。

 

上野裕一郎男子駅伝監督

チームとして55年ぶりという形で、これがかなったのも日々学生たちが勉学しつつ寮生活しつつ、部としての制限がある中で必死に陸上競技というものをやってきてくれました。その賜物なんじゃないかと思っています。本当に学生たちだけではなくマネージャー、大学の協力なくしては本当に出場はなかったなと思っております。本当にいろんな方に改めて応援してもらっているんだなというところを強く感じた上で1月2日、3日、そういう思いを55年ぶりの思いをかみ締めながら、結果云々よりも彼らが箱根駅伝の舞台を走ってもらって、すごい雰囲気になるのを感じてもらって、それをまた後輩に教えてあげたり同学年に教えてあげたり、箱根駅伝ってこんなにすごいところなんだぞって、そうやって受け継いでいけるような走りをまずは楽しんで走ってもらいたいと思っています。私は4回走りましたけど、今でもあの歓声というのは忘れておりません。それを自分が指導していく中でそういう場所を教え子には知らせてあげるという選手ではできなかったことが、夢がかないましたので、早く1月2日、3日が来て走ってその感動を味わってほしいなと思います。本当に走るのは10名ですけど、チーム自体は選手皆がタスキに想いを込めてスタートしていくと思いますので、また応援の方をよろしくお願い致します。

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