【女子バスケットボール部】いざ目標の全国ベスト8へ!涙あふれる一戦に

♦第74回全日本大学バスケットボール選手権大会♦

12月8日 対筑波大 駒沢オリンピック公園総合運動場

前日の環太平洋大戦を70―53で制し、目標の全国ベスト8まであと一歩。先月には六大学戦を制し、波に乗った彼女たちを迎え撃つのは筑波大だ。関東1部所属の格上相手に立ち向かうも、高い壁を崩せず敗退。2年連続ベスト16で幕を閉じた。

シュートを放つ主将・西山(営4)。今試合でもチームの軸として活躍を見せた

序盤は一進一退の攻防が続く。相手のファールから先制点を奪うと西山が3連続得点を挙げ、キャプテンが自ら流れを作る。しかし平均身長174cmを誇る筑波大のDFを崩すことができす、ゴール下に入ることができない。それでもなんとか食らいつき、16―28で第1Qを終えた。

ディフェンスをかわす田平(社1)

点差を縮めていきたい立大。第2Q5分、田平(社1)の3連続得点や村上(コ1)の2連続3ポイントシュートが光る。2人を始めとする若い力が活躍し、諦めない姿を見せた。

34―51で迎えた後半は互いにゴールが遠い時間が続く。徐々にファールが増え、点差を広げられてしまう。最後の力を出し臨んだ第4Q。田平と村上が連続3ポイントシュートを決め、ベンチは大盛りあがり。劣勢でも全員で戦い続けた。終盤には西山・山地(社4)・丹羽(コ4)に加え、岡戸(法4)も加わりプレー。4年間の思いが詰め込まれ、感動的な約3分間となった。

試合直後の4年生

結果は57―89と勝利には至らなかったものの、選手の目には涙が。今年の立大女バスはコロナ禍の中いくつもの創部初記録を生み出してきた。リーグ戦2部A優勝、春のトーナメントでは関東6位。昨年インカレ初出場を果たし、2年連続のベスト16。そんな躍進の1年を牽引してきた4年生は今試合を持って引退。ダブルキャプテンの1人山地は「昨年の先輩たちを超えるためにベスト8を目標にしていて、それを達成できなかったのは悔しい。でも集大成としては楽しい4年間だった」と清々しい表情で語った。

試合後、笑顔で写真撮影に応じる選手たち

西山、山地が率いたこのチームの戦いは幕を閉じた。4年生の大きな背中を追いかけ、また新たな戦いが始まる。これからはどう関東1部校に立ち向かうかが課題になってくるだろう。さらに高いステージで彼女たちを見る日が楽しみだ。

(12月15日・本間早瑛)

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