【陸上競技部】今年もMARCHが熱い!熾烈な対抗戦で関口が立大記録更新!

♦MARCH対抗戦2022♦

11月25日 町田GIONスタジアム

 

11月25日、町田スタジアムにてMARCH対抗戦 2022が開催された。2023年1月2日〜3日に来る第99回東京箱根間往復大学駅伝競走(通称・箱根駅伝)へ向けた前哨戦となる今大会。M(明大)、A(青学大)、R(立大)、C(中大)、H(法大)の5校から有力選手が出場し、全5組に分かれて10000㍍種目のタイムを競い合った。今年は55年ぶりに悲願の箱根駅伝本選出場権を獲得した立大。選手らは箱根駅伝常連校の他大学トップランナーと肩を並べ、熱い戦いを繰り広げた。

1組に出場したミラー(コ4)。自己ベストを更新した

1組に出場したのはミラー、黒田(コ4)、小倉(営1)の3名。好走を見せたのは1年生ルーキーの小倉だ。苦悶の表情を浮かべながらも懸命に腕を振り、1位でフィニッシュ。2位の青学大・石原に10秒以上の差をつける健闘を見せる。
2組には稲塚(営2)、岸本(営3)、中西(営2)らが出走。稲塚は2年生ながら30分を切る粘りを見せ自己ベストを更新。今大会で爪痕を残した。
3組からは箱根駅伝予選会で力を発揮した実力選手らが姿を見せはじめる。立大からは箱根駅伝予選会で激走した忠内(営3)、後藤(営2)、さらに予選会ではメンバー外だったものの有力選手の山口(コ2)がエントリー。3選手ともに前半から快足を飛ばしたが、後半で徐々に集団から遅れを取った。忠内は完走後、「自己ベストがかなわなかった。勝負強さを見せられず残念だった」と悔しげに唇をかんだ。

4組4位の激走を見せた山本(営2)

強豪選手ぞろいの4組、立大からは服部(営3)、安藤(コ2)、山本、馬場(コ1)、永井(コ1)ら5名の精鋭が選ばれた。快走が光ったのは2年生の山本。序盤から先頭集団に食らいつき、一時はトップを独走。後半も順位を大幅に下げることなくゴールし、両手でガッツポーズをしながらフィニッシュラインを踏んだ。昨年のMARCH対抗戦から約2分弱縮め、28’45″06の自己ベスト。1年前の同大会から大躍進を遂げた。

立大記録更新を達成した関口(営3)。青学大・田中と健闘を称えあった

最終5組、箱根駅伝経験者のトップランナーらが集う中、関口、林(コ2)、國安(営1)が挑む。3選手とも箱根駅伝予選会で力走を見せたが、この日目を見張る活躍を果たしたのはエース・関口だ。前半から名だたる他大学ランナーとともに走り、後半は先頭から遅れるも粘りの走りを見せる。「頑張れたのは応援の力。応援団や監督、選手らが声を掛けてくれたから頑張れた」。自己ベストとなる28’29″24でゴールし、斎藤俊輔(=21年度卒)が保持する10000㍍立大記録、28’32″53を大幅に塗り替えた。

閉会式で整列する部員たち

昨年の同大会は5大学中総合5位と辛酸をなめた立大。対する今年は青学大に次ぐ総合2位を記録。着実に実力の底上げに成功していると感じる今年度のMARCH対抗戦だった。箱根本選まであと1カ月。12月10日には本選へのエントリーメンバーが発表される予定だ。夢の大舞台である箱根路を駆けるのは、果たして誰になるのか。

(12月4日・平岡薫奈)

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