【ホッケー部男子】格上相手に奮闘!守備固めるも攻撃につなげられず無念の黒星

◆2022年度関東学生ホッケー秋季リーグ◆

11月3日 対関大 大井ホッケー競技場

 インカレ初戦。迎えた相手は関西の強豪・関大。格上相手に接戦が繰り広げられるも徐々に流れは相手側に。途中チャンスが訪れる場面もあったが守備から攻撃へと繋げることができず、敗戦を喫した。

試合前円陣を組む選手たち

試合開始直後から立大は攻めの姿勢を見せる。山中(観4)、篠崎(文3)のボールカットや三宅喜(コ2)から高橋(観4)のシュートなど、好プレーが光った。その後相手も猛攻を仕掛けてくるも、篠崎や粟国輝(営1)のディフェンスでなんとかピンチをしのぐ。しかし第1Q開始から10分、相手にPCのチャンスを許してしまう。ここで相手側が先制。小林(法3)なども必死に相手の猛攻を止めるも攻撃を仕掛けることはできず、0-1で第1Qを終えた。

懸命にドリブルする高橋

続く第2Qも格上相手に立大は攻めの姿勢を続けた。開始早々、桑原(文2)から粟国輝、そして平野(社2)へと続いたボールでPCを獲得。斎藤(理2)から繋がったボールは山中へ回るも惜しくもシュートには至らない。そしてここから相手の反撃が始まった。必死に相手の猛攻を止めようとするも、こぼれ球から2点目を押し込まれる。その後も連続して再度PCを獲得され、3点目を入れられた。合計2失点を許し、0-3で第2Qを終える。

PCで守備をする選手たち

これ以上点差を広げたくない立大。1人1人の技術力の高い相手に圧倒されながらも、必死に抵抗を続けた。篠崎や桑原を筆頭としてなんとか相手の猛攻には抵抗するものの、守備から攻撃にはつなげることに苦戦。ゴール手前までボールが繋がったこともあったが得点には及ばず、いずれも0-3で第3Qを終えることとなった。

パスを回そうとする篠崎

そして迎えた最終Q。後がない立大は懸命な攻撃を仕掛けた。開始早々、高橋から山中、そして斎藤へと確実にパスが繋がるも、相手の守備が行く手を阻む。開始5分には篠崎が相手のボールを奪うとロングドリブルでゴール手前まで駆け込んだが、最後のパスが繋がらない。相手の攻撃には川勝や桑原が必死の守備を見せた。点差を広げられることは防ぐもなお、攻撃には苦戦する。試合終了間際まで意地の攻撃を続けるも決定打には至らず、0-3で試合終了。インカレ敗退となった。

力強くストロークを打つ小林(法3)

敗退となったインカレではあるものの、この試合の前日、前季の入れ替え戦で敗れた一橋大は関大に5-1で敗戦を喫している。一橋大よりも関大に点差を広げられなかった点は、立大が確実に力をつけていることの証だろう。大学からホッケーを始めた部員も多く活躍する立大ホッケー部。ここまで部員一同全力で切磋琢磨してきた。次の試合が4年生の出場する最後の試合である。現体制で行う最後の試合も、部員全員で見せる最高のプレーに期待したい。

(11月10日・髙橋凜)

 

◆コメント◆

 

粟国輝選手

―今日の試合を振り返って

最初は立大側にチャンスがあって、決め切ることができたら良かったという部分がいくつかありました。自分自身はディフェンダーなので、しっかりと守りつつ点が決まるのを信じるというポジションなのですが、特に第2Qで失点がかさんでしまったのでそこで守り切れなかったのが悔しい部分だったと思います。

 

ー相手のボールをよくカットしていたと感じたが、自分のプレーに対しての満足度は

今日初めてフル出場をさせていただいたのですが、正直もう少し失敗してしまうかなと思っていたころのですが、思ったよりは先輩方とうまく溶け込めたと思います。守備はやはりある程度はできたのですが、攻撃に繋げられなかったところが課題です。

 

ー次戦で4年生の先輩方は引退するが、そのことも踏まえつつ次戦への意気込みをどうぞ

約半年間お世話になり、最高の4年生の先輩方です。最後は本当に笑顔で終わっていただけるよう、自分もできる機会があれば、ぜひ後押しして最高の形で終わっていただければなと思います。

 

 

 

川勝選手

 

―今日の試合を振り返って

インカレということで、日本一を決めるレベルの高い試合に出場できたことがまず光栄なのですが、そこで1勝はしたかったという悔しさがあります。

 

ー今日の試合の戦略は

格上の相手だというのはわかっていたので、どれだけ守りつつ自分たちがボールを持った際にどれだけパスを繋げられるか、どれだけPCをとれるのかが狙いだと考えていました。

 

ー守りをするうえで後ろから声をかけられていたが、その際意識をしていたことは

選手1人1人が集中しているため、熱が入って周りが聞こえなくなっている時があります。そのような時は自分が選手たちに声が聞こえるまでひたすら声を出して、選手たちが周りを見ることができるように意識しています。

 

ー強豪相手にシュートを何本も止めていたが、自分のプレーを振り返っては

1本目のシュートは日差しの関係で見えなかったというのですが、止めきれることができたはずのボールでした。最初の一本目だけは止めきりたかったです。

 

ー次戦への意気込みをどうぞ

次戦の相手である学習院大学は練習試合などで一度戦っています。キーパーとして声を出し、ボールを止めて選手たちを後押しできるような存在になりたいです。

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