【野球部】池田の粘りの投球も…。1点が遠く引き分けに終わる〈秋季リーグ戦 慶大1回戦〉

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◆2022年度東京六大学野球秋季リーグ戦◆

9月25日 対慶大 明治神宮球場

打者成績

位置 選手名・学年・出身校 打数 安打 打点 四死球 本塁打
[8] 道原(法4=駒大苫小牧)
[5]4 西川晋(コ3=智辯和歌山)
[7] 宮﨑(コ4=大阪桐蔭)
[4]3 山田(コ4=大阪桐蔭)
[9] 吉岡(コ4=広陵)
[3] 柴田颯(社4=札幌一)
H 蒲生(コ4=高田)
柴田恭(コ2=東明館)
[2] 黒岩(法4=静岡)
H 渡部大(コ3=山形中央)
戸丸(コ2=健大高崎)
[1] 池田(コ3=智辯和歌山)
[6] 井上剛(コ4=佐久長聖)

投手成績

選手名・学年・出身校 投球回 球数 被安打 奪三振 与四死球 自責点
池田(コ3=智辯和歌山) 108

法大との長い長いカード初戦を終え、雨天中止を挟んで仕切り直しとしたいタテジマ軍団。2018年以来勝ちがない天敵・慶大との1回戦に臨んだ。

優勝のために負けられない立大は先発に池田(コ3=智辯和歌山)を送る。初回から3イニング連続で走者を背負うも得点を許さない粘りの投球。安定感を見せる。しかし打線は慶大先発・増居(4年=彦根東)を捉えられない。手に汗握る投手戦は両者譲らず、引き分けで幕を閉じた。

投げる池田

天候の影響などで法大戦がもつれにもつれ、土曜日も雨天中止など日程的にも難しい状況。しかしそんな中、「どんな時でも投げられる準備はしていたので、あまり苦ではなかったです」と池田は冷静だった。

ベンチに引き上げる池田

初回から3イニング連続で得点圏に走者を背負う苦しい展開。しかし要所で粘りをみせる。「あまり力まずにしっかりと黒岩さんが構えた所に投げようという意識で投げていました」。相手に得点を与えず試合の流れを作った。

柴田颯(写真左・社4=札幌一)とハイタッチする池田

池田の好投に応えたい打線は2回、四球2つで2死一、三塁のチャンスを作るも無得点。3回は無死一、二塁の好機も走塁でミスが出てしまい無得点と、なかなか相手を掴み切れない。

そんな中でも池田はめげずに腕を振る。中盤は球数を抑える省エネ投球。6回には黒岩(法4=静岡)が盗塁を許さない。7回にも送りバントを迷わず二塁に送球し、併殺。味方のバックにも助けられた。

安打を放った道原

なかなか得点を奪えない打線だったが、8回に井上剛(コ4=佐久長聖)が敵失で出塁すると、続く道原(法4=駒大苫小牧)は送りバント。西川晋(コ3=智辯和歌山)が中前安打でつなぎ、1死一、三塁と最大のチャンスを迎える。ここで打席には宮﨑(コ4=大阪桐蔭)。初球を打つも遊ゴロに倒れる。続く主将・山田(コ4=大阪桐蔭)も遊ゴロに打ち取られ、無得点に終わった。

9回は先頭の萩尾(4年=文徳)に安打を打たれ、2死三塁とサヨナラの危機を迎える。「打たれたらしょうがないくらいの気持ちでいきました」。低めの変化球で宮尾(4年=慶應)を投ゴロに抑え、試合終了。お互いに得点を許さず、スコアレスドローに終わった。池田の粘りで引き分けに持ち込んだが、打線は1点が遠かった。

試合後に礼をするタテジマ軍団

 

1回戦は引き分けに終わり、勝負は明日明後日の試合に持ち越された。今日の粘りを次戦につなげ、天敵・慶大相手に勝ち点を奪取したい。六大学の頂点へ一気に駆け上がれるか。「進化」が問われている。

(9月25日・山岡雄一郎)

◆コメント◆

9回完封で抑えた#17池田

「(調子はどうか、100%中何%くらいか)80%くらいかなと思います。(今日の感想は)自分の思った所にしっかりと投げ込めていたし、練習の成果が出た試合だなと思いました。(明日明後日と試合が続くが意気込みを)今日は3打数0安打だったので次は猛打賞打てるように頑張ります。」

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