【バレーボール部】粘りを見せるも、相手の勢いに押されストレート負けを喫する

♦2022年度春季関東大学男子2部バレーボールリーグ戦♦

5月14日 対立正大 国士舘大学

先週初勝利を挙げ、勢いをつけたい立大。しかし相手の勢いにのまれ第1セットを落とすと、第2セットも相手のリードする展開は変わらず。第3セットでは5点差を逆転するなど徐々にリズムをつかみだすも、立大は優勢のまま試合を進めることができない。粘りを見せ必死に食らいつくが第3セットも落とし、ストレートでの完敗を喫した。

第1セットから得意の形を封じられ、こちらのブロックはことごとくタイミングを外される。相手の強烈なスパイクを前に圧倒され、あっという間に第1セットを落としてしまう。

スパイクを決める#2矢野(済4)

第2セット序盤でも流れは依然と立正大だった。#1星倉(文4)のクイック、#2矢野のレフトからのスパイクが決まり始めると、徐々にリズムを取り戻す。2人の攻撃が上手くかみ合い、点差を広げられることなく終盤に突入する。

同点に追いつき笑顔を見せる選手たち

粘りを見せ何度も拾い、相手のミスを誘う。長いラリーを続けてものにし、連続得点を挙げ追い上げると、相手の2枚ブロックを#2矢野の強烈なスパイクで貫き、22―22に追いついた。一気に逆転と行きたかったが、相手のタイムアウト明けのラリーをタッチネットの反則で22―23とされると、そこからミスを連発。最終的にこのセットも落としてしまった。

スパイクを決める#15井原(済4)

第3セットも一進一退の攻防が続く。流れをお互いに渡すことなく、得点は20点台に。#15井原、#2矢野のスパイク、#1星倉のクイックで得点を重ねるも、相手の攻撃をなかなか食い止められない。デュースが連続し、勝負を決定づける一手が出ない展開。緊迫した接戦はまさかの形で終焉を迎える。

相手の体がネットに触れ、揺れたように見えた立大の選手たちはタッチネットの反則をアピール。そこで足を止めてしまったが、プレーは続いていた。抗議をしていた立大の選手たちは急いで守備陣形に戻るも、形が乱れたまま相手のスパイクが撃ち込まれ試合終了。審判へアピールをするも判定変わらず、33―35で第3セットも落とし敗戦を喫してしまった。

微妙な判定だったが、プレーを止めてしまったことには後悔が残る。矢野は「最後のプレーもタッチネットなのかはわからないですが、抗議して止まってしまって、自分たちが点をとりに行くという思いが足りなかったかなと思います」と語った。

しかし、最後まで粘りを見せ、食らいついたことは次戦への光だろう。コロナウイルスの影響で試合はまだまだ残っている。後半戦も粘りの守備と変幻自在の攻撃で勝利を重ねていきたい。

(5月25日・山岡雄一郎)

◆コメント◆

#2 矢野選手

ー今日の試合の感想
個人的にはケガをしていたのですが、久しぶりの試合でまあやれたなという感じでした。チームとしては2セット目と3セット目は取れたかなと思います。

―先週と比べて
雰囲気とかは改善できたかなと思います。連続ミスが起きないように声をかけたりし合っていました。

―立正大の強さは
向こうのやりたいことをやらせてしまったかなというのと、こっちが対応できなかったなっていうので、レベルの差はそんなに感じなかったです。

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