【女子バスケットボール部】全員で戦い抜いた総力戦!創部史上初記録更新

第56回関東大学女子バスケットボール選手権大会◆

5月7日 対松蔭大 代々木第二体育館

東京医療保健大に惜敗し、進んだ次戦の相手は松蔭大。勝てば創部史上初の記録となる、緊張の1戦が行われた。前半から激しく点を取り合う展開が続くも、第2Qには得意のパス回しでディフェンスをかき乱して点差を広げていく。第3Qには相手のスリーポイントが連続で決まり窮地に陥るも、最後まで全員で点を取る圧倒的なチームワークを見せつけ、堂々と白星を輝かせた。

試合開始から20秒も経たないうちに、#17主将・山地(社4)がチームを勢いづける先制シュートを放つ。主将の一投に応えるように#30田平(社1)が相手陣に攻め込み果敢にリバウンドに挑む。攻守に渡り拮抗した展開が続き、第1Q終了時点で点差は14-15でたったの1点。逆転に成功したのは第2Q開始から40秒。#8柴山(社3)がスリーポイントライン上から放ったボールは、完璧な放物線を描いてリングに吸い込まれた。シュートが決まるたびに盛り上がるベンチの歓声を受け、#26もう1人の主将・西山(営4)がディフェンスも追いつけないスピードでコートを駆け、レイアップで得点。立大の勢いに飲まれ、外れていく相手のシュートをリバウンドで奪い37-22まで点差を広げ、前半戦は#10西本(法3)のブザービートで幕を閉じた。

ディフェンスに猛攻に負けずゴールを狙う田平#30(社1)

ハーフタイムを挟んで始まった後半戦。気持ちを切り替えた松蔭大が果敢に攻めてくる。巧みなパス回しでスリーポイントを連発されるも、負けじと食らいつく選手たち。獲得したフリースローは絶対に外さないという強い意志を感じさせる堅実なプレーで、13点差の50-37で第3Qを終えた。第4Qを迎えてもアクセル全開の立大は、全てを掛けて勝ちを取りにいく。一時は相手の激しいオフェンスに押され、1ゴール差まで詰められる展開も。しかし#29志村(コ3)を筆頭にシュートに挑み続ける徹底的な攻めの姿勢を貫き、67-60で勝利。念願の創部史上初記録を打ち立てた。

互いを鼓舞しあう選手たち

「史上初の最高順位なので、素直に嬉しい。」「ほっとしたの一言。」選手たちを鼓舞し続けた主将の山地と西山は、晴れやかな笑顔でこう語った。全員で攻めて、全員で守って掴んだ勝利。創部からの記録を続々と塗り替えていく新生・立大バスケ部から、今後も目が離せないだろう。

(5月13日・春名凜子)

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