【男子バスケットボール部】ベスト32敗退も2部上位校に手応え

第71回関東大学バスケットボール選手権大会◆

5月3日 対明星大 大田区総合体育館

やはり2部の壁は高かった。ベスト16進出をかけて挑むは2部3位の格上・明星大。前半を同点で折り返し互角の戦いを見せるも、後半は相手の猛攻に押され敗戦した。

マークマンと対峙する#55高橋文(コ3)

立ち上がりは上々だった。チームを勢い付けたのは#55高橋文。2本連続でスリーポイントを沈め、22-18とリードで第1Qを終えた。第2Qではフェイントが冴えていた。開始5分、再び#55高橋文が魅せる。レッグスルーで重心を下げ、マークマンが腰を落とすと却って伸び上がりスリーポイントを突き刺した。開始7分には#27富田凌(社2)がシュートモーションでディフェンス2人を欺くレイアップを放つ。富田凌の視線に応えるようにボールはリングに吸い込まれ、ベンチは歓喜に湧いた。

#27富田凌のレイアップに湧くベンチ

その一方、暗い雰囲気もあったという。「流れ、相手の不調を鑑みるともう少し勝ち越して折り返してもおかしくないとチームメイトと話しました。」リードを失い、42-42で前半を折り返した。

ついに試合が動いた。第3Q前半は一進一退の攻防が続くも、残り2分で明星大が意地を見せる。フリースロー4本を始め残り7秒からとどめのスリーポイントを沈め53-65。最終Qでは序盤から#27富田凌が確実にリバウンドを制すも得点に繋がらない。残り4分、ツーポイントシュートを弾かれ表情が曇る#22大畑(済2)を横目に明星大がスリーをねじ込む。点差は23点に。残り2分半から#16梅津(営3)、#10浜本(法3)、#22大畑がそれぞれスリーポイントを決めるなど15点を返すも試合終了。勝利にあと一歩及ばなかった。

ジャンプシュートを放つ#16梅津

健闘を称え合う選手たち

シーズン開幕から2部所属校相手に敗戦が続く。それでも試合後に語られるのは見つかった課題や手応えだ。シーズンの山場となるオータムリーグでは1勝でも多く白星をあげる姿に期待したい。

(5月9日・安倍のぞみ)

◆コメント◆

昨シーズンから主要メンバーとして活躍する#55高橋文

―明星大戦の手応え
間違いなく勝てた試合だなと思います。チームとしてだけでなく個人としても戦えた印象があり、前半までの流れを踏まえると互角に戦えていたと感じています。しかし、明星大の方が1試合を通しての勝ち方を知っていたなと。そういった試合を勝ちきれないのは今のチームの課題だと確認できた良い機会だと思います。

―1Q終盤に3Pを2本連続で決めた時は
その前に2本連続で外しているのでやっと入ったくらいの感じでした。

―最も印象深かった場面は
悪い印象を感じたシーンは、後半での相手のスリーポイントです。相手の士気が上がるような点の取られ方をして、点数が開いていくのが印象に残っています。

―新しく入ってきた1年生の印象
まだまだ先輩や新しい環境に対して遠慮していると思いますね。1人1人持っているスキルとか熱量とかは高いものを持っていると思っているので、個人的には練習中からもっとバチバチにやりたいです。

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