【野球部】「進化」を続ける“山田立教”遂に始動!豪速球投手を打ち崩せるか!〈春季リーグ戦 法大戦展望〉

昨年の春季リーグ戦はあと一歩のところで優勝を逃した。5年ぶりの頂点を目指すRIKKIOは、法大との1戦で開幕を迎える。宮﨑(コ4=大阪桐蔭)は「初戦がキーポイントになる」と語った。昨年も負けなしと相性の良い相手に、確実に勝利を重ね優勝へ“進化”を続ける。

六大学屈指の好投手を打ち崩せ!

去年の2枚看板三浦(現現横浜DeNAベイスターズ)、山下輝(現東京ヤクルトスワローズ)がプロの世界へと羽ばたくも、今季も衰えることのない法大の投手陣。初戦の先発は篠木(2年=木更津総合)だろう。先週の開幕戦、強打の早大相手に 1失点に抑えて完投勝利。最速153㌔の直球を軸にキレのあるカットボールとチェンジアップを操り、14奪三振の好投を見せ早大打線を圧倒した。法大期待の超新星は神宮に響き渡る気迫のこもった投球をタテジマ打線相手にも見せてくるだろう。さらに注目したいのは扇谷(4年=東邦)だろう。昨季のリーグ戦は中継ぎを中心に6試合に登板するも思うような成績を残せなかった。最終学年としてチームを支える存在となった今年は社会人対抗戦で先発登板し、4回を1失点にまとめる投球でチームの勝利に貢献した。鋭い真っ直ぐを武器に相手打線を翻弄(ほんろう)する。立大打線がいかに法大投手陣の直球を捉え、チャンスをものにできるかが勝利のカギとなる。

強気の投球でチームを支える扇谷

投手戦が予想される今季の法大戦。主将・山田(コ4=大阪桐蔭)は「今年のチームは繋いで1点を守り抜くチーム」と話す。道原(法4=駒大苫小牧)や井上(コ4=佐久長聖)、西川(コ3=智辯和歌山)などの器用な選手たちが繋いで、打線の主軸である山田や柴田颯(社4=札幌第一)が走者を返す。この一連の流れが生まれれば勝利は確実に見えてくる。

走攻守で活躍を見せたい山田

2人のエースの力投に注目!!

今季の法大打線には抜け目がない。スタメン陣のほとんどが昨秋のリーグ戦に出場しており、経験豊富な打線が立大に襲いかかる。なんといっても注目したいのは主将・齊藤大(4年=横浜)。今季こそまだ安打はないものの、去年の活躍はめざましかった。走攻守の三拍子揃った持ち味を生かし春、秋リーグ2季で二塁手のベストナインを受賞するなど中心選手としてチームに貢献した。山田との二塁手のベストナイン争いは熾烈になりそうだ。さらに今泉(3年=中京大中京)のバッティングにも注意しなければならない。先週の早大との開幕戦では左翼席に先制本塁打を放つなどチームの勝利に大きく貢献した。早大戦で絶好調だった法大のホットコーナーの前に走者を出さないように警戒しなければならない。

主将として法大を率いる齊藤大

勢いのある法大打線の火消し役となるのは荘司(社4=新潟明訓)と池田(コ3=智辯和歌山)の二人の頼もしいエースだろう。昨年の秋季リーグで大きく成長した両投手。先発の二枚看板として立大投手陣を引っ張ってきた。両投手とも持ち味の鋭い直球を武器に法大打線を封じ込める。法大も好投手が揃っているだけに二人のエースがどれだけ粘り勝つことができるか。気迫のこもった投球からタテジマ打線に流れを呼び寄せたい。さらにブルペン陣には島田(コ4=龍谷大平安)や宮(営4=)の上級生が構えるだけでなく小畠(営1=智辯学園)、竹中(コ1=大阪桐蔭)がルーキーながらベンチ入りを果たした。神宮デビューを果たし、新風を巻き起こせるか。彼らの活躍にも期待したい。
主将・山田ら4年生にとっては最後のシーズンとなる。5年ぶり悲願のリーグ優勝、そして日本一へ、初戦から負けられない戦いが続く。

(4月16日・松尾悠)

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