【アメリカンフットボール部】今季最終戦!逆転負けで有終の美とならず

2021年度関東大学アメリカンフットボールリーグ戦

11月27日 対桜美林大 横浜スタジアム

2週前、日大に歴史的勝利を飾り、Bブロック3位となったRushersの最終戦はAブロック3位の桜美林大との5位決定戦。有終の美を飾るべく挑むも、第4Qで逆転負け。今季は第6位で幕を閉じた。

相手をかわしボールを運ぶRB#29岩月(法3)

相手をかわしボールを運ぶRB#29岩月(法3)

先手を取ったのは立大。岩月が21yのランを見せるなど、勢いに乗る。敵陣20y付近での残り3yを残した4thダウン。QB#10宅和(営2)のランでギャンブルに成功。次のプレーで宅和からTE#88主将・宮下(法4)にパスが渡りTD成功。キックも決まり、7-0と先制した。次の攻撃で、桜美林大のパントキックがエンドライン一歩前まで転がり、一気にセーフティの危機となり、フィールドには張り詰めた空気が漂う。しかしRushersのOF陣が意地をみせる。スペースの余裕がない中、見事なパントキックを蹴り窮地を逃れた。第2Q中盤、FGを決められ7-3と点差が縮まる。ここで再び岩月のランが光った。連続で10yを超える激走でフレッシュ。TDまで持ち込むことはできなかったものの良い流れを作り、前半を終えた。

パスを出す宅和

後半は一進一退の攻防が続く。拮抗が破られたのは第4Q序盤だった。桜美林大に67yの独走からTDを許し、7-10と後がない展開に。それでも最終戦勝利に向け、諦めなかった。相手がパントボールを落とし、残り20yからの攻撃のチャンスが来た。残り3yの4thダウン。多くの人がFGを予想する展開で、Rushersが選んだのはギャンブル。引き分けではなく勝利にこだわり、一か八かの勝負に出た。しかし、パスはつながらずインターセプトを許す。もう一度攻撃持ち込みたいところだったが、試合終了。7-10で最終戦勝利とはならなかった。

試合後、主将・宮下を中心に集まるRushers

試合後、春からチームを導いた宮下は「普段練習していたことも、目標としていた姿にもなれなかった」と無念を露わにした。悔しい思いは後輩へ。最後に主将はこれからへの期待を語った。「一流の日本一になるため、Rushersらしく努力を続けてほしい」。

(12月3日・本間早瑛)

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