【野球部】磐石の投手リレーで東大相手に完封勝利〈秋季フレッシュトーナメント〉

◆2021秋季フレッシュトーナメント◆

11月４日　対東大　明治神宮球場

昨日の試合で法大に敗れ悔しくも５、６位決定戦に回ることになってしまった立大。今日はなんとしてでも東大に勝って最下位を逃れたい１戦だった。試合は４回に菅谷（コ１＝市立船橋）の左適時打で１点を先制。７回には代打・吉澤（コ１＝立教新座）の本塁打などで２点を追加する。中１日で登板した先発・沖（法１＝磐城）は５回を１安打無失点にまとめ、その後は継投策で東大打線を完全に抑え込み勝利を飾った。

先発で力投した沖

序盤は息詰まる投手戦になった。お互いに走者を出しながらもなかなかものにすることができない。先発・沖を援護したい打線は４回、しぶとく内野安打などで２死二塁のチャンスを作る。回ってきたのは前の打席で併殺に終わった５番菅谷。変化球を上手く流し三遊間を抜ける先制適時打をあげる。追加点が欲しい立大は７回に代打・吉澤を送る。124キロの内角真っ直ぐを完璧に捉える。逆風ながらも右翼スタンドギリギリにスタンドイン。「代打でチームにいい流れを持っていくためにも自分が一発で仕留めるという気持ちで打席に立っていたので」。　さらに相手守備の乱れもあり、この回２点を追加する。

代打で本塁打を放った吉澤

中１日ながらも沖の投球に迷いはなかった。緩急を上手く織り交ぜながら打たせて取る省エネピッチングで凡打の山を築く。５回１安打無失点のピッチングで東大打線を抑える。６回から登板した左腕・又吉（コ２＝興南）は２回を投げて打者６人で抑える完璧な投球。次に登板した塩野目（コ１＝足利）も８回には圧巻の３者連続三振。９回は四球などでピンチを招いたが、最後は139キロのストレートで空振り三振に切り東大にホームを踏ませなかった。投手３人による継投リレーでスコアボードに０を並べ勝利を手繰り寄せた。

笑顔でベンチに戻る選手たち

フレッシュトーナメントを５位で終えた立大。Aリーグでは難敵・明大に勝ち星を挙げるなど今大会で得られた収穫も大いにあった。この経験を糧として立大のフレッシャーたちはさらに成長し続ける。

（11月4日・松尾 悠）

◆コメント◆
代打で追加点をあげる本塁打を放った#３９ 吉澤

「（代打で準備していたことは）代打があるってことは知っていたので、配球や調子などをしっかり見て緊張せず、１点リードだったのでどんどん突き放したいと思っていました。（打った時は）少し逆風だったので、なんとか入ってくれって気持ちで走っていました。（今後の目標は）リーグ戦でベンチに入って、スタメンを取れるようにやっていきたいと思います。」