【ボ―ト部】全日本&インカレ直前インタビュー⑤女子ダブルスカル&エイト

今年もボートの季節がやってきた!コロナ禍の影響により2大会が一つとなった今季は、例年以上に大会の規模が大きくなった。28日から開催される大舞台を控える選手たち。今大会への抱負と意気込みを聞いた。

シングルスカルに出場する篠原(理4)【提供・ボート部】
ダブルスカルに出場する2人 左から三嶋(社4)長芝(法2)【提供・ボート部】

―今大会のレースプランは

三嶋:はい、レースプランとしては、自分たちは結構スタートが苦手なので、プランとしては、スタートで置いていかれると想定していて、そのあと中盤後半でじわじわと近づいていく、中盤の粘り強さを武器にして、もし最初出られても、落ち着いて自分たちのレースに集中して、中盤の粘りを武器にしようというプランでいます。

篠原:シングルなので、1人なので(笑)一定に漕ぎ切りたいなと思っていて、どうしても真ん中過ぎたくらいからだんだん落ちてしまうので、私の場合は。そこで耐えて、耐えて、スタートとか前半と同じくらいのところまで耐えて、最後は(スピードを)上げきるというのを意識して頑張りたいと思っています。

―現在のクルーの雰囲気、完成度は

三嶋:完成度としては延期ってなって、延期になる前はピーク、ピークというかこれはいけるくらいの勢いがあったんですけど、延期ってなってから落ちてしまったっていうのが2人とも気持ちと体が付いてきていない感がやっぱりあって。でも今はもう間近ということで緊張感もありますし、完成度としては以前よりも磨きがかかってきているんじゃないかなと思っています。

篠原:難しいところですね(笑)……。自分は延期になってラッキーだったなというタイプで、何でかっていうとやっぱり故障してたんで、それから復帰して1か月練習できる時間が増えたっていうのは今考えるとラッキーだったなって思います。そういう意味で完成度は…そうですね…100%分の80%くらいにしておこうと思います。

―三嶋さんから見て篠原さんはどんな選手か、篠原さんから見て三嶋さんはどんな選手か

三嶋:(篠原)なおは同期女子の中で唯一の初心者、大学から始めた選手なんですけど、埋もれずにこうして高校から始めてる後輩達がどんどん入ってくる中でも、こうして存在感があるというか、存在感がある選手だなとすごい思いますし、本当に大学から始めて一緒に乗れてるっていうのが、すごい、自分高校の時何してたんだろって思っちゃうくらい(笑)すごいなって……雑にまとまっているように見えて「すごいなあ」に色々含んでるんですけど……。(篠原)なおが居るから自分も頑張ろうって思えてっていうのが4年間の中ですごいいっぱいあって、やる気を出させてくれる存在です。

篠原:ありがとー(笑)すごい照れちゃった。私から見た三嶋は……んーすごいストイックで本当に。三嶋に限らず私は基本同期が大好きなんですけど、その中でも特に一目置いてるのが三嶋です実は(笑)。大学の2年後半あたりからストイックさが、それまでもめちゃめちゃ一人で追い込んでたんですけど、そこからどんどんギアチェンジが止まらなくて。とにかく本当にストイックで、一番真摯にボートに向き合っているなっていうところがあって、目的をもって、なんのために練習するのか分かって練習しないと意味ないよね、自分のためにならないよねっていうのを一番考えている人だと思ってて、三嶋と被ってしまうんですけど、結局総じてすごくて、本当に尊敬してる、マジすげえわとしか言いようがないくらい(笑)本当に大好きで大尊敬な人です。

―― 4年間を振り返って

三嶋:4年間振り返ると、こんなボートが好きになるとは思わなかった。ぶっちゃけ大学で続けるっていうのも、めちゃくちゃ軽い気持ちで続けようってなって、どんどん楽しさを見出していつのまにかボートが大好きになっていて、 色々と変わったなと思う。寮生活は他では体験できないことだし、先輩後輩色んな人と関わってきて、ここでしか、今しかできない、かけがえのない経験ができた。心身ともに変われた気がします。

篠原:4年間振り返って見た目とか物理的なもので 言うと、体重が10キロ近く増えたって言うのは大きいかな。入学当初色々あって大学の新しい生活に慣れなくて体重減っちゃって、よくここまで大きくなったなと思う。生活で言うと寮生活よく4年間頑張ったなと言うのはある。楽しかったけど、高校の時の自分が知ったら倒れるでしょうと思う (笑) よく4年間頑張りましたって言うのと、4年間みんなありがとうって気持ちがあります。生活をともにするので、全員嫌なところが一個は見えていたと思うけど、それでも嫌いになりきれない良い人しかいなかったなという感想です。総じて楽しかったと思います。

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