【準硬式野球部】新チームに向けてアピール合戦!チームとしては課題残る

◆2020年度東京六大学準硬式野球秋季木村杯新人戦◆

10月31日 対慶大 早大東伏見グラウンド

1・2年生が参加する新人戦は、新チームに向けてレギュラーを狙う選手のアピールの舞台だ。チームの実質的な指揮を任されている加納学生コーチ(コ3)も先日のインタビューで主戦でも戦える選手を見つけたいと期待していた。

先発した三輪

注目が集まる試合で先発を任せられた三輪(済2)は序盤3回まで無失点の好投を見せる。それに応えるかのように打線は4回表一死から吉野(コ1)が四球で出塁すると自慢の脚を魅せて盗塁を決め、チャンスメイクに成功する。続く3番・浅沼(観2)は今大会の主将を任されている。1―2からの4球目をレフト前に運び、立大が先制に成功する。

4回からリリーフした竹生

その裏好投を続けていた三輪が今大会優勝した強力慶大打線に捕まる。エラーも重なり、2番手竹生(コ2)にスイッチするもこの回5点を失った。

その後、5回と6回に福嶋(観2)の適時打などで1点ずつ返すが、7回裏に2つの失策で1点を取られ、3点差で8回を迎えた。このままでは終われない立大はクリーンアップから始まる攻撃で四球と安打でチャンスを作ると5番・小松(社2)の適時打が飛び出す。ここから代打攻勢を仕掛ける。まず、横山(文2)が犠打を決めると、千頭和(コ2)に代わって打席に入った伊藤優(コ1)がセンターへ同点適時二塁打を放つ。ベンチも盛り上がる中、竹生の代打岩崎(済2)がつづき、勝ち越し適時打で遂に逆転に成功。

逆転打を放った岩崎

しかし、8回裏、竹生に変わってマウンドに上がった原口(コ2)の乱調により4者連続四死球ですぐさま追いつかれる。さらに、救援で交代した川瀬(コ1)も2者連続四死球を出し、逆転を許す。

最終回、吉野と浅沼が無死から一三塁のチャンスを作るもあとが続くことができず、1点を返すに止まった。失策と四死球が目立つ試合展開となった。

試合は負けたものの収穫はあった。8回の攻撃は控えの選手が準備していてくれたおかげと佐藤学生コーチ(文2)も評価していた。また、先発の三輪に関しても4回に捕まったものの3回まで無失点の好投を見せており、「上々のでき」と今後の活躍に期待を示した。

今回の敗北の要因は間違いなく、ミスの多さと言える。4失策10四死球は投手野手ともに改善が必要になるだろう。

今日のMVP

今回から試合で活躍した選手をこのコーナーで紹介したいと思う。

同点打を放った伊藤優

今回紹介する選手は、同点適時打を放った伊藤優だ。今回スタメンではなかったものの新チームでレギュラーを狙える選手。打席に入る前、緊張しているのがこちらまで伝わるほどだったが、ベンチからの声で和らいだのか本領を発揮することに成功した。この試合で1番盛り上がった場面を作り出した彼はアピールも十分にできていた。新チームで彼が活躍するか注目だ。

(11月2日・渡部広大)
☆コメント☆

佐藤学生コーチ

ー今日のMVPは

やっぱり彼(伊藤くん)がインタビューを受けているので、こいつの一打で流れが一気にきたし、今日はサブだったんですけど、上の3年生の代でもスタメンに食い込める選手。今後彼に注目してほしいです。

ー改善点は

今日の試合で分かったことはミスが多いチームが負けるなっていうことを改めて感じた。僕らはあと1,2年できるので、なるべくミスを少なくするチームにしたいなと思います。

 

伊藤優選手

ー今の気持ちは?

新人戦で、一年で、高校でも公式戦出たことなかったので、楽しみにしていて、リーグ戦選ばれなかった分新人戦に向けて練習してきたので、勝てればよかったんですけど、勝ちたかったって思いが今は強いです。

 

ー適時打を打った時の気持ち

負けている場面での代打で、チャンスだったので、ここで同点、逆転、一発決めたいってところで、変なことは思わず、後ろに繋げようって意識の中で打席立って、たまたま打てたので良かったです。

 

ープレッシャーはあったか

二年生の代の新人戦ってことでかなり、勝たなきゃいけないっていうプレッシャーはありました。

 

ーなお嬉しかった?

試合に負けたっていうのは悔しいので、勝ちたかったですね

 

 

 

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