【相撲部】 #10月クローズアップ対談企画 玉真「有終の美を飾りたい」

めざましテレビで練習風景を放映され、現在注目を浴びている立大相撲部。今回は、主将としてチームを牽引してきた玉真(済4)に立大相撲部について語ってもらった。

相手を真剣な眼差しで見据える玉真

☆プロフィール☆
玉真拓雄
相撲部主将であるとともに、今年度の体育会委員長も務め、立大体育会の発展に尽力している。
(10月6日 ZOOMにてインタビュー)

――練習再開されてから大会までどのように過ごしましたか
何も準備できなかったよね。東日本大会の動画とか見返したら立ち合いとか全然戻っていなくて。自分自身の面が、脳しんとうもあって。1週間練習出来なかったり、最初は申し合い(立ち合いの稽古)が禁止されていたり。本格的に当たり始めたのが1週間前とかで。そこがちょっと甘かったのかな。後輩指導だけじゃなくて、自分から当たる指導もしておけばよかったなと思います。

――東日本大会での石井(済2)の相撲はどうでしたか
そうだね、体が小さいからやっぱり1部の選手と当たると体重差があるなと感じたかな。でも去年までだったら吹っ飛ばされて終わりだと思うんだけど、しっかり立ち合いでは食い止めて、自分の相撲が出来ていたと思う。そこは大きい成長かな。

――依田(文2)の相撲はいかがですか
体重別(100kg未満)の時だと立ち合いに課題があるなと感じてはいたんだけど、どうしても時間が無くて直しきれなかった。東日本大会直前では、彼に上手くアドバイスができて修正できたから、彼本来の力が出せて、1勝できたんじゃないかな。

――残り一ヶ月の土俵での稽古に対してどのような思いですか
とりあえず、一つ一つの動きとかを丁寧にやらなきゃいけないし、自分の感覚を思い出すために全力出し切んなきゃいけないから、そういった部分を意識してやっていかないとなっていう風に思います。

――体重別までは後輩の稽古を付けなくてはならなかったと思いますが、最後の大会に向けた自分自身の稽古に対する思いはありますか
そうだね、一つ一つの動きを全力でやっていって、後輩だから稽古をつけてあげるっていうのも一番重要だとは思うけどそれだけじゃなくて自分から出る相撲を取れるように、感覚を取り戻していくってのが一番重要なのかなと思いました。

――去年、小佐野さん(=20年卒)の引退の時の悔しそうな表情がとても印象に残っていますが
コロナで7,8か月なくなっちゃったから。そこが一番厳しい部分で。勝ちたいなという思いは変わらずにある。なかなか上手くいかないよね。去年と今とだと体重は今の方が重いけど、去年のほうが強い。動画見てて。そこのまとめていくのが今一番やっていかないといけないかな。勝ちたいという気持ちは変わらないですね。

――玉真さん自身、最後の大会目標を教えてください
チームとしてはAクラスのトーナメントに出場するってのが目標としてあるけど。今回の東日本の結果とか見てたら難しい部分ではあるかもしれないけど、高みを目指していかないと全力ではできないです。自分自身としては、東日本1勝もできなかったから1勝は必ずして有終の美を飾りたいと思います。

(10月24日 取材・矢作峰士、武田麻友香 編集・三浦修一郎)

「立教スポーツ」編集部では現在の活動状況を鑑み、10月号は紙面の発行を行わず、Web記事(クローズアップ)での情報発信をする運びとなりました。取材にご協力いただいた各部の皆様、ありがとうございました。

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