【テニス部女子】誰よりも強い負けん気と責任感 山田悠理

左から角田(コ1)、山田(営2)、倉島(観4)、中村(文1)

話せば話すほど熱い。一見すると落ち着きのある印象を受けるが、実は誰よりも負けず嫌いで、引退試合では部員が驚くほど号泣してしまうのが山田だ。冷静さと素直さを併せ持ち、常に部活と真剣に向き合う彼女。自粛期間も明け、関東学生テニストーナメント大会を目前に控える中、今の素直な気持ちを聞いた。

不安と責任感

カメラに向かってポーズを決める選手たち

2020年9月19日に部内での団体戦が行われた。秋のリーグ戦中止を受け、企画された4年生の引退試合。最後には例年通り4年生へのプレゼントや、一人ずつコメントを言い合う時間が設けられた。そんな中、ひときわ涙を流していたのが彼女だ。

数日前の取材で先輩が抜けることへの不安を口にしていた。「不安です。実力的な不安もあるんですけど、それは1年生も強いのでチーム的な不安が大きいです。来週で代交代なので今まで実感なかったんですけど、実感わいてくるとかなり不安です」。新しく任された副将という立場や、責任感が強く真面目な性格から、人一倍不安を感じているのかもしれない。

先輩としての姿

新しく組むことになった角田(コ1)とのダブルスでの姿が印象的だった。自分が決めてもペアへの感謝は忘れず、ミスをすると大きな声で叫ぶ。そのおかげで、先輩後輩での緊張感もなく、お互いが自然な雰囲気でプレーができているように見えた。

明後日開幕する関東学生テニストーナメント大会でも、2人の空気感を大切にしながら、まずは一次予選突破を目指す。

目標は高く

新体制での集合写真

「このメンバーと偉業を残したい」「2年分の思いを背負って昇格したい」

思うように活動ができない中でも、しっかりと目標を持ち、前を向いている。お世話になった先輩の思いも背負って、目指すは長年の目標である1部昇格。一方、個人戦では「インカレに出て本戦で勝てるように頑張りたい」と意気込む。

先輩としての自分の役割はまだまだ模索中だが、雰囲気づくりや後輩の悩みを感じ取れる先輩になりたいと語る彼女。プレイヤーとしても、サポーターとしても活躍してほしい。

♡山田 悠理(やまだ・ゆうり)

笑顔で写真撮影に応じる淺野(社2=写真左)と山田

〔学部〕 経営学部
〔出身高〕 埼玉・浦和麗明高
〔今年の目標〕 インカレとリーグに出て活躍します!
〔プレーの強み・持ち味〕 色んなショットを使って粘り強く戦います!
〔テニス部のいいところ〕 仲良くもメリハリがあります!どうすればより良くなるのか部員でよく考えて、練習に取り組んでいる部活だと思います!

(10月14日・藤部千花)

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