【女子ラクロス部】リーグ戦初戦、13点差つけて大勝利!

◆関東学生ラクロス2020 特別大会◆

9月13日 対明学大 大宮けんぽグラウンド


自粛期間後初となる公式戦。試合は無観客の中行われたものの、「自分たちで盛り上げる」という寺西(現4)の言葉通り熱気に満ち溢れていた。昨年1部入りを果たし、勢いに乗る明学大を相手に、1年生である安達(観1)が2得点を挙げるなど一人一人が活躍を見せ、16-3で勝利した。

相手のディフェンスを交わしボールを運ぶ寺西(観4)

1Q目は立大の攻撃力が輝く試合展開となった。試合開始2分でジョーンズ(文2)が正面から豪快にシュート。先制点を奪うと、チームは勢いづき次々と点数を重ねていく。13分にゴール裏の折笠(現4)から櫻井(現4)へとパスが渡り走りこみながらのシュート、続けて樋口(観4)のフリーシュートが決まり、相手に一点も許さず第1Qを終えた。しかし、1Q目は相手のプレースタイルを分析しながらのディフェンスであった。2Q目からはその分析をもとに戦略を変えてのディフェンス。臨機応変なプレーで相手の攻撃を封じ、8-1に持ち込んだ。

3Q目では攻めの姿勢を崩さず何度もシュートを放つが、惜しくも枠外。「オフェンスとしては、裏を使ってのシュートが全然できなくて上からのシュートを強化した」(折笠)。しかし公式戦初出場の安達が見事点数を決める。1年生のシュートに一番の盛り上がりを見せたチーム。自粛期間中もコミュニケーションをよくとっていたことが、1年生と上級生が垣根なくプレーできている秘訣だ。

4Q目では開始早々相手に1点決められるが、折笠の華麗なシュートで巻き返す。相手にボールを奪われても焦ることはなかった。自分たちの流れを掴み着実に得点を入れていく。しかし残り30秒のところで相手に得点を許してしまう。相手の雰囲気が盛り上がる中、それで終わらないのが立教の強さだ。「最後の最後まで攻めろ」という指示の下、負けじと寺西がフリーシュートを決め、13点の大差をつけて初戦を終えた。

得点を決め喜び合う選手たち

久々の公式戦にも関わらず、変わらない強さを見せつけた立大。自粛期間を経て、寺西は「ラクロスができることが当たり前ではないことを感じたからこそ、練習が毎日楽しい」と語る。通常の大会ができないことに不満を抱くのではなく、特別大会ができることに感謝する選手たちは、技術的にも精神的にもパワーアップしていた。

そんな彼女たちの今大会での目標は関東一。主将の折笠は「来年日本一になれるチームを作る」と先のことも見据えている。成長し続ける彼女たちがどのようなチームを作りあげるのか、今後の活躍に期待したい。

(9月13日 藤澤舞衣)

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