【女子バスケットボール部】 勢いにのまれ黒星喫す…次戦に期待

◆第37回東京六大学対抗戦◆

11月10日 明大駿河台キャンパス


東京六大学対抗戦の第2戦目。今回の相手は早大だ。昨日の勝利に続き連勝を飾りたいところだったが、相手の高さやリバウンドの上手さに苦戦し、厳しい戦いとなった。第4Qでは粘りを見せ、点差を詰めたものの黒星を喫した。


レイアップシュートをする#27小沼(営3)


試合が開始のブザーが鳴り響いた。初の得点は立大。だがその後は相手の勢いに飲まれ、なかなか得点が決まらない。立大のパスミスから相手にチャンスを与え、点を離された。しかし、タイムアウト明け立大は猛追を見せる。主将の#10矢野(社4)が相手のパスをカットし、ボールはゴール下で待っていた#27小沼へ。そのままレイアップシュートを決め、得点した。#5中島(社3)も積極的なプレーでチャンスを作り得点に貢献。「自分はガツガツ迷わず行くのが持ち味」と振り返るように当たり負けないフィジカル面での強さを見せた。最後は終了間際に放った#15桐川(文3)のシュートがゴールに吸い込まれ、ブザービート。ドラマのような展開に会場中が大いに湧いた。

16―26と10点ビハインドで迎えた第2Q、立大は積極的にリングを狙う。相手のパスをうまくカットし、何度も得点に繋げた。8連続ポイントを決めると、早大はたまらずタイムアウト。しかし、立大は一度呼び込んだ流れは渡さなかった。タイムアウト明けも果敢に攻め続け、32-36。4点差まで詰め寄った。

ドリブルで相手を交わす#10矢野(社4)


迎えた第3Q。第2Qの勢いそのままに追いつきたいところだったが、そう簡単ではなかった。相手の正確なスリーポイントシュートが次々と決まる。立大も#16芳賀(社2)がリバウンドを取ると素早くパスを繋ぎ、#28高野(社2)がシュート。しかし、相手の身長の高さや高いシュート決定率に苦しんだ。そのまま勢いを止めることはできず、39-64。点差を広げられてしまった。

最終第4Q。もう後がない立大は#10矢野のスリーポイントシュートが決まると、続けて#16芳賀もスリーポイントシュートを決め3点を追加。開始1分で6点を奪われる展開に、たまらず早大はタイムアウトを取る。しかし流れは譲らなかった。#27小沼のリバウンド、パスカットから何度もチャンスを作り、得点に繋げる。だが、第4Q後半は取っては取られるの繰り返し。お互いに一歩も譲らない展開が続いた。最後までリングを狙い続けた立大だったが、64-83で試合終了を告げるブザーが鳴り、黒星を喫した。

2連勝とはならなかったものの、終始積極的な攻めの姿勢を見せた立大。「4年生の引退試合なので花を向けて気持ち良く送り出したい」と#5中島が語ったように、引退までのカウントダウンは始まっている。残すところあと3戦。彼女たちの笑顔がひとつでも多くみられることを願う。
(11月10日・大類遥)
◇コメント◇

#5中島
―試合を振り返って
自分のつくポジションの人がシューターだったりシュートを打たせたら入るチームなので、シュートを打たせないようにと思っていたんですけど、いざ試合になってみるとスクリーンだったり、そのかけ方がうまくて寄せきれないところがあって、そこが課題として見つかったかなと思います。

―相手が早大ということで意識したことは
自分たちがチャレンジャーという意識でどこまで自分たちのプレーが通じるのかをためしてやろうと思っていたので、相手を意識するというよりは自分たちのプレーをできるようにしようと思っていました。

―次戦への意気込み
東大と慶大でダブルヘッダーなので集中力切らさないように、怪我しないようにというのと、次は自分たちのチームもメンバーの入れ替わりができると思うので、声を出して楽しめたらいいなと思います。

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