【サッカー部】前期5失点の拓大と互角の戦い!勝ち点は掴めなかったが大健闘!

◆JR東日本カップ2019 第93回関東大学サッカーリーグ戦 【2部】◆

11月10日 対拓大 東京国際大学坂戸キャンパス


第20節の対戦相手は拓大。立大は第19節終了時点で2部9位と自動降格圏内を免れているものの、9位から12位まで勝ち点差1にひしめく、熾烈な残留争いを繰り広げている。拓大戦の勝敗が関東リーグ残留か、都リーグ降格かの命運を大きく左右する試合となった。前期は0-5の大差で負けた強敵。そんな拓大を相手に前半は0-0で折り返す。何度か危ないシュートを放たれるもポストに救われる。しかし、後半40分、ゴール前でこぼれ球を押し込まれ、失点。その後巻き返すことはできず、0-1で試合を終えた。

試合前に円陣を組む選手たち

前半10分、この試合最初のピンチを迎えた。CKの流れからこぼれ球を拾われ、シュートされるもポストに直撃。井浦(済4=東久留米総合高校)が大きくクリアし、ピンチを免れた。立大もすぐさま反撃。吉田(コ4=JFAアカデミー)のCKを、井浦が合わせに行くも、惜しくも得点にはつながらなかった。
前半も中盤に差し掛かると、相手のペースに飲まれ始めた。拓大の巧みなボールさばきによるポゼッションで、何度かシュートを放たれるも、ポストに救われた。その後も互いに攻め合うも、両者決めきることはできず、前半を0-0で折り返した。
同点で迎えた後半。相手にボールを支配され続け、なかなかボールを握れない時間が続く。立大に緊張が走ったのは後半17分。拓大がクロスからシュートを放ち、ゴールが決まったかのように見えた。しかし、相手にハンドの判定が下され、失点とはならなかった。試合の流れを大きく変えたのは、後半20分に入った宮倉(法2=川越東高校)。 立大のクリアボールの処理に相手DFがもたついた一瞬の隙をついて、ボールを奪取。相手GKを見ていた宮倉はロングシュートを選択。惜しくもゴール左に逸れ、この日最大のチャンスを逃してしまう。

ディフェンスを交わし、敵陣へ攻め込む長谷川

宮倉が作った流れのまま1点を奪いたい立大。しかし、試合終了間際の後半40分。右サイドからのクロスをクリアできず、こぼれ球を押し込まれ、先制点を奪われる。残り5分で痛い失点。後がない立大の応援が加速する。その後、長谷川(営2=三菱養和SC ・Y)を中心にチャンスを作り出そうとするも、立大サイドのネットが揺れることはなく、0-1で試合を終えた。
この試合を終え、立大は10位に降格。11位の東海大とは勝ち点18で並んでおり、もう後がない。次戦は東京学芸大。現時点で2部最下位である東京学芸大との直接対決。次戦の勝敗が関東リーグと都リーグの命運を分ける。慶大戦以降フォーメーションを変更し、波に乗っている立大の今後の活躍に期待したい。
(11月14日・中村このみ)
#4 井浦選手(済4=東久留米総合高校)

‐今日の試合を振り返って
先週からフォーメーションを変えて、やってきたんですけど、正直前半から相手のチャンスが多くてポストに当たって助けられて、最終的にやっぱり決まってしまって、球際とかそういうところがやっぱり相手に負けてたんだなと思いました

‐戦ってみて相手の印象は?
1人1人がすごいうまいので、技術的な面ではもう全く勝てないので、やっぱり気持ちの面では勝とうって話はしてたんですけどうまくいかなくて、こういう結果になりました

‐フォーメーションを変えてみて具体的にどれくらい変化がありましたか?
そうですね、まず慶大戦の時に上手くいって無失点で抑えられて自分たちの中で何か捉えられたと思ったんですけど、やっぱりこういったうまい選手がいるところとかうまいチームには通用しないというか、それがわかった試合でした。でも前期は5失点したんですけどそれを1で抑えられたのは成長かなとは思うんですけど、でも取られてしまっては勝点取れないから課題かなと思います。

‐残り2戦に向けて意気込み
次負けたらほんとに降格なので、次は死ぬ気で勝ちに行きたいです。

#38 奥谷選手 (コ4=都立駒場高校)

‐試合終えた感想
まだ降格って決まったわけじゃないんで、今(ミーティングで)話してきて、切り替えるしかないって気持ちです

‐雰囲気が重く感じた
あの時間(85分)まで耐えてきて、最後失点してしまったので…そういう雰囲気は残ってますけど次の東京学芸大との直接対決に勝てば残留は見えてくるんで、それに向けて切り替えることしか考えてないです


上位の拓大相手に基本は引いてワンチャンスを狙う形だったか
そうですね。先週の慶大戦と同じです。前期5失点したので相手をリスペクトする形で守備は無失点で抑えて、セットプレーとかワンチャンスから勝とうってプランでした

‐3‐4‐3になって戸惑いとかは
それは練習で1週間やってきてるので大丈夫ですけど、想像以上に相手が上回ってきて粘り切れなかったのが悔しいです

-WBとSBどっちがやりやすいか
どっちも変わんないですけど、今の方が守備のことを考えてプレーすることが自分のなかでは大きいかなってぐらいです

-次節の東京学芸大戦に向けて
負けたら終わりなんで、これ以上こんな情けない姿見せられないので、いつも以上に歯食いしばって死にもの狂いで勝ちに行きます

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