【野球部】「打破」秋季リーグ戦 東大戦展望

悪夢の4連敗というスタートを切った立教大学。なんとしてでも連敗を止めたい第3戦は同率5位の東大との一戦。東大はここまで、明大1回戦で負けはしたものの延長12回までもつれ込み、先週の早大戦でも9回までシーソーゲームを繰り広げている。決して油断ならない相手だ。

第1戦の先発と予想される小林大(4年=横浜翠嵐)。130km台の直球と大きく変化するスローカーブ、緩急を武器に相手打者を翻弄してくる投手だ。
彼の攻略に期待したいのが宮﨑仁(コ1=大阪桐蔭)と冨永(コ3=桐蔭学園)。春に対戦した際には宮﨑が2安打を放っており、冨永も同点に追いつく適時打で勝利に導いている。この2人が出塁すれば4番に座る打率.417の山田(コ1=大阪桐蔭)がホームへ返してくれるだろう。相手エースを得意とする1、2番コンビが勝ち点獲得へのキーパーソンだ。

投球する小林大


今季の東大打線はやはり打率.364でリーグ6位の石元(3年=桐朋)に要注意だ。明大戦での本塁打など、得点に絡むシーンが目立つ。今季不動の4番、一発を期待させる青山(4年=広島学院)や、慶大戦で本塁打を放っている梅山(3年=四日市)など他の打者も引けをとらない。
絶対に勝ちたい第1戦はエース・田中誠(コ4=大阪桐蔭)に期待大。春は石元に2安打を浴びているものの完封勝利を挙げている。完ぺきな投球で流れを引き寄せ、勝ち点を獲得したいところだ。

本塁に生還し、ベンチにガッツポーズをする石元


慶大戦後に「残り3カード意地を見せられればと思います」と藤野(営4=川越東)は語った。優勝は限りなく遠いがこのカードを勝ち切り、少しでも上の順位に浮かび上がりたい。そのためにも今カードは絶対に落とすわけにはいかない。主将・藤野を中心に空き週で調整を果たしたタテジマ軍団。今こそ目覚めの時だ! 
(10月12日・川田怜旺)

関連記事一覧