【男子ラクロス部】ありがとう柳井世代 最後まで“FORCE”を魅せつける!

◆2019年 第32回関東学生ラクロスリーグ戦・男子◆

9月16日 対中大 立大新座キャンパス多目的グラウンド

リーグ戦最終戦、勝てば、FINAL4進出。負ければ、4年生の引退。対戦相手は、5月に完敗した中大。こちらも引き分け以上で、FINAL4進出が決まるため、激しい戦いになることが予想されていた。目標のため、リベンジのため、前回とは違いスカウティングを入念に行う。試合は、第4Q中盤に立大が待望の勝ち越しの得点を決める。しかし、勝利目前で2失点を喫し、志半ばで夢への道は途絶えた。

開始早々、電光石火の攻撃が成功する。#9本田(コ4)のゴールで先制点をあげた。しかし、立て続けに2つのゴールを奪われ、試合をひっくり返された。その後は、守備陣が奮闘し、追加点を許さない。流れを変えたのは、#55梶(コ3)。パスをもらい、ショット。これがネットに突き刺さり、試合を振り出しに戻した。

第2Qと第3Qは、第1Qと打って変わり、互いに落ち着き始める。じっくりボールを保持して、ゾーンディフェンスの外側をパスで回し、できた一瞬のスペースを見逃さずにショット。また、ボールを自陣で奪い、相手の守備が整う前に攻めるカウンター。しかし、中大も黙ってはいない。守備の隙をついて、立大ゴールを脅かす。第3Q中盤、相手のショットを#0高橋(社4)は体を張って止める。当たりが強く、負傷交代かと思われたが、気迫でピッチに戻り、その後も好セーブを連発。互いに得点を許すことなく、第4Qを迎えた。

試合が大きく動いた第4Q。10分に待望の勝ち越しゴールが生まれる。カウンターから、#6高島(済3)がドリブルで相手陣地を突破する。その間に、#4高貝(社3)がゴール前に走り込み、パスを要求。#6高島がドンピシャのタイミングでパスを出し、#4高貝が走った勢いのままショット。これがゴールに吸い込まれ、立大が勝ち越しに成功する。このまま試合が終わるかと思われた…。しかし立大はなんと終了間際に同点ゴールを許す。さらに、ゴールを守ることができず勝ち越されてしまう。最後まで走り切ったSAINTSだったが、白星を飾ることができなかった。

試合終了後、肩を組み労いあう#6高島(写真右)と#12木村海(コ3)

全体で記念写真を撮るSAINTS

優勝を目標にしてきたが、あと一歩及ばなかった立大。柳井世代は今試合をもって引退するが、その夢は後輩たちに引き継がれる。次世代には、日本代表メンバーが4人。彼らが4年生の想いを胸に、チームを牽引していくだろう。悲願の優勝へ、若武者たちは駆け抜けていく。

(9月27日・川崎翔海)

◆コメント◆
主将 #1柳井
ー今日の試合を振り返って
本当に自分でも良い試合だったと思っていて、すごく点差も拮抗していて、自分達のポゼッションも守れていた。お互いの良さが出ている試合だったなと思います。そういった中で純粋にゲームが楽しかったですね。

ー柳井さんにとってこのラクロス生活はどうだったか
ラクロス自体はとても楽しかったです。SAINTSという組織で価値観がこんなに大きく変わるとは思わなくて、1年生の時に勇気を出して入部を決めた自分にありがとうと言いたいです。

#0高橋
ーリーグ戦を通して
自分は最後のリーグ戦ということで、去年からリーグ戦出させてもらっていましたけど、活躍できた時も、できなかった時も、やはりリーグ戦は楽しかった。4年生の仲間や後輩と一緒に大きな舞台、日本一を目指して戦うときは楽しくて、これが終わってしまうと思うと悲しいですけど、すごく楽しい5戦でした。

ー大学でのラクロス生活を終えて
昔から自分は、高校の時から熱を持って自主練や、部活動以外のことでそのスポーツを考えるのは少なかったですが、変な話ですけど、授業も切って、バイトもせずにグラウンドに残って自主練した4年間は、自分の宝というか糧になっていると感じています。

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