【女子バスケットボール部】強豪相手に善戦するも魔の第4Qに泣く

◆第69回関東大学女子バスケットボールリーグ戦◆

9月7日・9月8日 江戸川大学駒木キャンパス体育館

 

3Pシュートを決める#27小沼(営3)

2部Aブロックに上がってから初となる前カードでは強豪・日体大相手に善戦するも、惜敗。第2週こそ勝って波に乗りたい立大の対戦相手は、昨年リーグ2位とこちらも強豪の順大。目標の3位以内に入るためには超えなければならない壁である。

第1戦では序盤からお互いに一歩も譲らない接戦の様相。第1Qは派手な3Pシュートは無かったものの、フリースローを確実に決めるなどコツコツと全員で点数を積み重ねていった。
第2Qは司令塔の切り込みから入った。#28高野(社2)が数人で固められた相手ディフェンスの隙間を鋭く抜き、上手くレイアップを決めた。「今日の試合前にみんなで話してやることになった」というプレーをこなし、流れが傾く。その後#27小沼の3Pシュートなどでリードを奪う。しかし、相手選手によるパスカットやリバウンドを取られるなど徐々に雲行きが怪しくなり、同点で前半を折り返した。

後半は#26西山(営1)が「我慢してディフェンスができず、オフェンスもうまくいかなかった」と振り返る。得点は順大に先行され、選手を入れ替えやタイムアウトを取るなどの対応を取った。しかし最後の追い上げも届かず8点差で惜敗した。それでも試合後のインタビューで高野は「ビデオを見たり反省を生かして明日は絶対勝ちます!」と気持ちを切り替えていた。

第2戦は#27小沼の3Pシュートから始まった。早いパス回しで相手を翻弄し小沼につなげ、全員で奪ったような3点。この日の立大は前日とは違った。その後も小沼の12得点、主将#10矢野(社4)と#5中島(社3)の8得点など大量得点。9点差をつけて前半を終えた。
しかし後半に入って早々、3本の3Pシュートを含む猛攻に遭う。5点差まで詰め寄られベンチが動いた。司令塔の#28高野に変えて#15桐川(文3)を投入。ここから流れが変わった。相手に圧をかけるディフェンスでその後第3Q終了までに許した得点は4点のみ。さらに、絶好調の小沼など立教の攻撃は止まらなかった。得点を重ね、16点差をつけて第3Qが終了した。

ドリブルをする桐川

だが、勝利の女神は気まぐれだった。「締めの部分で我慢できなかった」と中島は悔やむ。第4Qに入り、再び順大が牙を剥いた。計10点分フリースローで献上するなど失点が重なっていく。そして残り30秒というところで遂にこの日初めて逆転を許してしまう。無情にも、そのまま試合終了を知らせるブザーが鳴り響いた。
結果的には惜しくも2連敗となったが、強豪を相手にここまで良い試合を繰り返している。選手層の厚さも見ることができた。この現状を打破できれば2部Aブロックでも上位に食い込むだろう。

(9月16日・川田怜旺)

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