【女子ラクロス部】ホーム会場で13点差つけ圧勝!FINAL4入りに王手!

◆第32回関東ラクロスリーグ戦◆

9月7日 対中大 立大新座キャンパス

リーグ2連勝で迎えた対中大戦。猛暑にも関わらず、ホーム会場での試合に多くの応援客が詰めかける。会場には応援団の姿も見え、いつにも増す戦意と活力を会場の人々に与えた。そんな声援を背に受け、立大は昨年1部入りを果たして勢いづく相手に対しても攻めの姿勢を崩さなかった。

応援団とULTIMATESが一体となって会場を盛り上げる

第1Q開始直後、先制点を決めた立大。「練習し慣れている会場なので、ホーム感があってやりやすかった」(大川=異3)と、試合環境はチームにとって非常に良いものであった。強い日差しに晒され体力を消耗していく選手達。そんな時もトレーナーの案で事前に準備していた氷嚢や氷タオルで迅速に対応。選手全員、体調を崩さずに最後まで戦い抜いた。第1Qは、一貫して攻めの姿勢を見せた立大。「得点差で一位通過を狙えるようにオフェンスに繋げていこうという目標」(折笠=3)を体現。中大に1得点も許さず、一気に6点を獲得した。

第2Qは相手に3得点を許す波乱の展開となった。開始1分後に相手にボールが渡り、立て続けに2得点目を許す。しかし、相手の連続得点を許しておく立大ではない。まず#4桑島(異4)が得点し、中大の流れを断ち切った。エース・大川が4人にマークされた瞬間、巧みにかわし会場の注目を集める。そして、第2Q終盤で#2櫻井(現3)が連続2得点。特にフリーシュートの場面では、左右から寄ってくるディフェンスを追いつかせずゴール前まで駆けて一気にシュート。病み上がりながらも、相手のファールから生まれたシュートチャンスを見事得点へと昇華させ、会場を沸かせた。

刺すようだった日差しが少し穏やかになってきた試合中盤。しかし未だに雲間から見え隠れする太陽に晒された選手たちからは疲労の色が伺える。そんな中始まった第3Q。ドローが上がった直後、グラウンドボールを取りに行く選手たちで混戦状態に入る。ボールを持って飛び出したのは中大の選手。その後、至近距離からゴール右上にショットを放つも立大ゴーリー#0古谷(コ4)が見事これを防ぐ。前半4分、相手にフリーシュートのチャンスを与えてしまう立大。しかしここでもセーブし、立大の堅強な守りを見せつける。ウォーターブレークタイムアウト後、怒涛の立大得点ラッシュが始まる。先陣を切ったのは#90ジョーンズ(文1)。初得点を決め、ガッツポーズ。その後折笠、#5稲木(営4)が連続で得点し、点差を大幅に広げた。

14-5の点差で始まった第4Q。得失点差で1位通過を狙う立大は、さらに点差を広げるために攻めの姿勢を見せる。ここまですべてのドローを担ってきた#10樋口(観3)が開始1分、ショットを放ち相手のネットを揺らす。ウォーターブレークタイムアウト後、立大の勢いはさらに増す。目標の20得点を目指しジョーンズ、櫻井、#14吉澤(コ4)が3連続得点。最後まで貪欲にゴールを狙う立大だった。ここで試合終了の笛が鳴る。目標の20得点は惜しくも叶わず「途中2Qくらいで点が入らなくなった。そこでもっと入れられていたらと思う。」と反省する折笠。しかし最終的に13点差で圧勝し、1位抜けの為に点を積むという目標を実現した試合になった。

次戦は対青学大。昨年の同大会で3-5の敗北を喫し、6年連続のFINAL4入りを逃した苦い思い出がある対戦チームである。「みんなと一緒なら勝てると思います」(大川)と語る大川。実は昨年、学部の制度に則ってカナダに留学していたため、彼女は試合に参加出来なかった。負けを経験したチームの悔しさ。画面を通して試合を見守ることしか出来なかった自身の悔しさ。様々な思いがバネとなってULTIMATESを更に成長させてきた。立大が再びFINAL4入りを叶え、返り咲くこの試合を見逃すわけにはいかない。
(9月9日・木下奈津希)

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