【ラグビー部】春季全勝の明大から定期戦51年ぶりの勝利

◆第82回定期戦◆

6月29日 対明大 明大八幡山グラウンド

1924年から続く明治大学との定期戦が明大・八幡山グラウンドで行われた。関東大学ラグビー対抗戦Aグループに所属し、春季は練習試合など含め全勝の明大から38対24で勝利を収めた。

キックオフから主導権を握った。先制点をあげたのは立教。前半6分に敵陣ゴール前でマイボールラインアウトから果敢にモールを組み、少しずつ前進。最後は左端にHO石塚(社3)がインゴールに押し込んだ。一時は明大のペナルティー獲得後の早いリスタートやバックスの展開に苦労し同点に追いつかれる。それでも立大は自陣ゴール前で粘り強くディフェンスし続けた。前半16分敵陣でペナルティーを獲得。ラインアウト後、FWの縦攻撃でフェーズを重ね、最後はLO村田(済2)が追加点を決めた。流れを引き寄せた立大は相手ディフェンスにスペースを見つけたWTB楢崎(法4)が抜けだし中央にトライ。連続してトライを奪い、前半を21対14でリードして折り返す。

ディフェンスの隙を突き力強いランをするNo.8吉田(社4)

続く後半にはターンオーバーからNo.8吉田(社4)が抜けだし自らキックして一気に敵陣に進入するなど再三チャンスを作ったが、互いに攻めきれずスコアが動かない時間帯が続く。試合が動いたのはペナルティーを獲得し、SO平間(観4)の正確なキックで陣地を確実に取った時。立大にチャンスが訪れた。後半28分敵陣5mで立大ボールのラインアウトからモールを組む。フィジカルの強い相手に対し、1つになり相手の力をずらしながら前進しトライ。会場を大いに湧かせた。HO石塚は「自分のトライじゃなくてみんなで取ったトライ」。と振り返った。途中、明大FWに連続攻撃されトライされるも、辛い時間帯には常に前を見続け仲間で鼓舞しあう「ボディーランゲージ」というキーワードを選手同士で声かけしあった。終盤には高い集中力でボールをキープし続けた。後半35分No.8青木(観3)がスクラムから持ち出しそのままトライ。後半40分キックパスに反応したWTB藤原(法4)がインゴールに押さえ込みトライ。連続でトライを奪ってノーサイド。38対24で勝利した。

インゴールに置いたボールをアピールするHO石塚(社3)

試合を通してハードだったが、立教の集中力が高かった。特に体の大きな明大相手に何度もモールを組んでトライを取りきることができ、自信に繋がっただろう。これから厳しい夏を迎え、さらに成長していくチーム、選手達から目が離せない。

(7月3日 矢作峰士)

◆コメント◆
WTB 楢崎(法4)
-明大と戦ってみて
明治のBは今シーズンずっと勝ってきたみたいなのでやっぱりコンタクトとか凄い強かったんですけど、通用する部分もあって自信になりました。
-前半勝って折り返し。その結果について
でもやっぱり1本差だったので、あまり気が緩められなくて、ここをつきはなそうという感じで後半にはいりました。
-ハーフタイム中の掛け声とかは何か?
前半いっぱい食い込まれたところ、危なかったところについて話して、それで後半修正できたのでよかったです。
-今日が春シーズン最後の試合
勝って締めくくれることは良いことだと思うので、でも秋の入れ替え戦が本番なので、勝って兜の緒を締めよじゃないですけど、今日だけ喜んで、明日からまた気合いを引き締めてやっていきたいです。
-秋の対抗戦に向けての意気込み
やっぱり目標は昇格なので、今日みたいな、今日応援も凄かったんですけど、あれをスタンダードにして絶対に勝ちたいと思います。

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