【サッカー部】昨年度1部校相手に惜敗 後半の逆襲実らず

◆JR東日本カップ2019 第93回 関東大学サッカーリーグ戦 【2部】◆

5月19日 対国士大 国士大町田キャンパス

試合終了まで残り15分をきった時だった。左サイドから奥谷(コ4=都立駒場)があげたクロスボールを捉えたのは、久しぶりの出場となった佐藤大(コ4=光陵)。ダイレクトで合わせたシュートは、ゴールネットを揺らした。一時は3点差をつけられた立大だったが、この得点により1点差に。駆けつけた選手たちによる応援も一層沸いた瞬間だった。

ドリブルで相手をかわす佐藤大。後半31分、3点目を奪った

勝ち点を並べ順位を争う大事な一戦で、先制点を奪ったのは国士大。開始10分にパスカットを取られ、ミドルシュートで得点を許した。しかしわずか10分後、佐藤誠(社4=前橋育英)が右サイドからドリブルで上がるとゴール前に折り返し、桐(コ2=日大藤沢)が合わせ同点に追いついた。

その後は苦しい展開を強いられる。前半27分から後半12分までの30分間で立て続けに3点を失った。今まで行われた第5節のうち立大の失点は対東海大戦、対東京学芸大戦それぞれ1点で、計2失点。立大にとって今季初の大量失点となった。しかし、ここから反撃をみせる。佐藤大と木本(文3=都立駒場)がピッチに送り出された。その13分後、佐藤誠がシュートのこぼれ球を流し込み反撃の狼煙をあげる。さらに3分後には佐藤大が得点し、1点差に。

試合終盤、CKのチャンスを得るもの、得点には結びつかない。さらに相手の退場で有利な状態が続くも追いつくことはできなかった。試合終了のホイッスルが鳴ると選手たちは肩を落とした。

「前期1番の山場で勝てなかったのは残念。」と奥谷は悔しさを滲ませた。そこには勝ち点への思いだけでなく、駆けつけてくれた部員への思いもある。「立教から入ってからあんなにすごい応援を受けたことはない。ああいう応援に対して不甲斐ない結果を残してしまった。次は必ず結果を出すと伝えた。」と勝利を誓った。

応援歌を歌う観客席の部員たち

(5月29日・蜂須賀実樹)

関連記事一覧