【軟式野球部】ついに待望の1勝目!梅島が慶大打線を封じ込め初勝利!

◆平成31年度東京六大学軟式野球春季リーグ戦◆

4月16日 対慶大1回戦 戸田市営球場


春季開幕から6連敗を喫していた立大。ついに待望の初勝利を挙げ、光が差してきた。立大の先発は梅島(コ3=日本大学)。ここまで7試合中6試合登板するというタフネスさが魅力の右腕だ。梅島は走者こそ背負うも安定した投球で慶大打線に点を許さず、味方の援護を待った。

先発の梅島

試合が動いたのは5回。先頭の梅島が四球で出塁し、続く7番・内山(営3=茗溪学園)の内野ゴロを挟んで一死二塁。ここまで全試合に出場している飯田(コ3=光陵)を打席に迎える。「いや、ホントにマジか」。振り抜いた打球は左翼手の頭上を越え、人生初のエンタイトルツーベース。この一打で梅島が生還し、先制に成功する。続く6回にも1点を加え、勝負は9回へーー。

先制打を放った飯田

失策と安打を許し、無死一、二塁の場面で梅島はマウンドを次世代エース・佐々木(済2=西南学院)に託す。その後二死まで持ち込むも満塁、一打同点・サヨナラのピンチを迎える。慶大ベンチからは「初勝利かかってるから緊張してるぞ!」とのヤジが飛ぶ。「ドキドキだった」(松田啓、文3=札幌北)。言葉の通り、ナインは初勝利を目の前にして緊張していた。
3ボール2ストライクーー。窮地から投じられた一球がミットに収まった瞬間、球審の手が挙がる。見逃し三振。ようやく手にした初勝利だ。

勝利の瞬間、飛び出す選手たち

「とにかく走者を動かしていこう」とチーム内で話をしていた通り、以前より積極的に盗塁を敢行し、得点に繋げることができた。

ベンチの雰囲気は良好

初勝利を手にした監督・松田啓は「ホッとしている」と喜びを表したが、目線は既に次の試合を向いていた。既に6敗を喫しているため、勝ち越すことは出来なくなった立大。しかし誰一人として手を抜いてプレーする者はいない。一戦一戦に対して真摯に向かい合い、戦い続ける。
(4月26日・渡邊大樹)

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