【バレーボール部】法大一歩前へ〜“1部昇格”の奪い合い〜

◆2019年度春季関東大学バレーボールリーグ戦◆

4月7日 対法大 大東大東松山キャンパス

 

スパイクを打つ星倉(文1)

初戦で中央学大にストレート勝ち、勢いそのまま迎えた第2戦。相手は7季ぶりの1部昇格を目指す法大だった。近年順位が低迷していたが、昨年度の吉田監督再就任をきっかけに春季リーグ1・2部入れ替え戦出場など、確実に力を伸ばしてきたチームだ。第1セットから先制点を許し、流れは終始法大へ。選手層の厚さを見せつけられセットカウント0−3で開幕2勝目はお預けとなった。

狙いを定める矢野(済1)

今試合初得点は1年次から存在感抜群の#19濱野(済2)。負けじと#13井原(済1)がフェイントで2連続得点、取っては取られてのもどかしいゲームが続く。試合が大きく動いたのは15−14、法大に15点目が入った瞬間だった。15、16、17、18…まさかの4連続失点。たまらずタイムアウトを取るものの、状況は変わらない。#5伊元(法大)のサーブ、#15村岡(法大)の重いスパイクに手も足も出ず、16−25で第1セットを落とした。

どうにかもぎ取りたい第2セット。勝ちたいという焦りからか、チーム内での連携が崩れ始める。サーブミスから始まり、2人で同じボールを追ってしまう場面も増える中、起用されたのが羽田野(コ1)。昨年度の秋季リーグでは暗くなったチームの雰囲気をガラッと変えてみせたが、今回はそう上手くはいかなかった。「ずっと押されてて、完全に受けの姿勢に入ってた」という言葉通り立大に流れをもたらすことができず、13−25で2セット目が終わった。第3セットも#15村岡(法大)の猛攻はスパイクだけにとどまらず、サービスエースでも得点を稼いだ。一方立大はミスがミスを呼び、チームの雰囲気も暗くなり迎えた10−16。またも4連続失点を許してしまい、差が縮まることはなかった。

新体制が始まり、目標を“2部上位”から“1部昇格”に切り替えた立大。今回のリーグではアスリート選抜3人が即戦力として活躍している中、キャプテン、セッター、リベロの存在も欠かせない。メンバーのミスを笑顔で励ます羽田(営4)と崩れたチームを器用に修正する本澤(済3)、法大の強烈なボールに食らいつく中嶌(現2)と九冨(コ2)。どの選手からも目が離せない今季の立大バレーボール部。
次戦は大東大に挑む。
(4月14日・藤部千花)

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