【バスケットボール部】笑顔と涙のリーグ最終戦

◆第94回関東大学バスケットボールリーグ戦◆

11月3日 対東洋大 国士舘大学多摩キャンパス

8月から約2ヶ月間、長丁場のリーグ戦もついに終焉を迎えた。1勝を手にすることの難しさを思い知った今リーグ。暗黒の〝負け”トンネルから抜け出すことのできない辛い時期が何度もあった。それでも諦めず、1点差で劇的勝利を収めた試合もあった。最後まで前を向き、全22試合を戦い抜いた選手たちの顔は試合後、笑顔と涙で溢れていた。
第1Q、#20新屋(済3)の3Pシュートが綺麗に決まると、続いて木口(法2)が3連続得点と良い流れに乗っているように見えた立大だったが、相手のアウトサイドシュートに苦しめられる。第2・3Qでは、Wエース横地(法3)、木口が果敢に攻め得点を積み上げていくも、第3Qを終え40-68と大量リードを許し、残すは第4Q。リーグ戦で引退となる4年生にとって、集大成と言うべく最後の10分間がついに幕を開ける。
まず、先陣を切ったのはキャプテン#21伊藤(文4)と#28片山(済4)。リーグ戦に出続け、4年生としてチームを引っ張ってきた2人だ。それぞれ、2本ずつシュートを決めると、ベンチは負けていることを感じさせない盛り上がりを見せる。そして、第4Q開始5分、応援席からの歓声とともに、3人の4年生#36入倉(済4)、#51川島(法4)、#10松野(文4)がコートへと足を踏み入れる。ここからコート内は、4年生だけに。残り4分には、#14秋本(法4)、#17平川(済4)が入り、4年生全員が最後の勇姿を披露した。#17平川が2連続でゴールを決めたところで試合終了のブザーが鳴り響く。56-92と最終戦を勝利で飾ることは出来なかったものの、選手たちは大切な仲間たちとのラストゲームを、笑顔で締めくくった。
しかし、彼らたちの目には涙も溢れていた。試合に勝てない日々が続いた悔しさ、仲間ともにバスケを4年間やり抜くことができた達成感や充実感など様々な思いが交錯する。#28片山は「楽しかった」という一言で4年間を振り返るとともに、改めて同期への感謝の気持ちを口にした。

リーグ最終戦を終え、引退となった4年生の選手とマネージャーたち

全日程を終了し、2部リーグ総合11位。無念にも3部へ自動降格となってしまった。来季、立大バスケットボール部は、3部で再スタートを切る。2年後、強くなって再び2部の舞台へ戻ってくるために。(11月16日・大木紫万)

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