【軟式野球部】若人たちの汗光る!2年連続秋季阿久澤杯優勝!

◆平成30年度東京六大学軟式野球 秋季阿久澤杯決勝戦◆

10月26日 対東大 小野路球場


3年生の引退から約1週間経ち、新主将に内山(営2=茗渓学園)、監督に松田啓(文2=札幌北)を迎えて新体制を整えて秋季阿久澤杯、いわば新人戦に臨んだ。立大はシード校のため、2回戦からの出場となった。初戦は早大に1–0で辛勝し、決勝戦に進む。決勝の相手は秋季リーグ戦で唯一2勝を挙げた東大。新生立大打線が爆発し、見事2年連続で秋季阿久澤杯優勝を決めた。
立大の先発は梅島(コ2=日本大学)。昨秋から出場機会が与えられ、今秋3試合に先発した経験豊富な右腕だ。立ち上がりにランナーを背負うも動じずに無失点で切り抜けた。
試合は3回に動き出す。二死から一番・飯田(コ2=光陵)が安打で出塁し、続く小熊(営2)も四球を選び二死一、二塁と先制のチャンスを作ると3番・内山の左適時打、4番・安藤(現2=国学院久我山)も中前適時打で2点を先制する。続く4回にも飯田の適時三塁打、5回は府川(理2=茅ヶ崎北陵)の一塁線ギリギリにボールを留める、曲芸のような内野安打や相手の暴投などが重なり、5回までに6点を挙げた。先発の梅島は5回を投げて被安打2、無失点という完璧な結果でマウンドを降りた。

続いてマウンドを託されたのは佐々木(済1=西南学院)。入学当初は野球サークルでプレーしていたが、今秋に軟式野球部に入部した、まさにルーキーだ。あいにく背番号とユニフォームの準備が間に合わず、ユニフォームのデザインが似ている立教池袋高のユニフォームを着て登板した。そのためか、登板した際にはどよめきが起きた。その佐々木は7回に連打で1点を失うも、2回被安打3、1失点とまずまずのデビューを果たした。
続く8回は今井(法2=加茂)が相手打者3人を僅か9球で3人を打ち取り、最終回のマウンドには高田(コ2=小山台)が上がる。先頭から2者連続で四球を与えるも、その後3者連続三振で締め、ゲームセット。見事に胴上げ投手となった。

今季あと一歩のところで東日本大会を出場を逃し、悔しさが滲んだ立大軟式野球部。その悔しさを乗り越え、来年の春に期待を運ぶような優勝を遂げた。今回の決勝戦ではベンチ入り選手のほとんどが全員試合に出場し、それぞれ来季のスタメン入りに向けてアピールした。やはり来季優勝し、全日本大会、東日本大会に出場したい。悲願に向けて選手たちは努力を惜しまない。(11月9日・渡邊大樹)

5回無失点と完璧な投球を果たした先発の梅島

1年生で唯一フル出場を果たした八方

2安打の飯田。1番打者としての役割を果たした

試合後、歓喜に燃える選手たち

◆コメント◆
主将・#34内山
ー秋リーグからの切り替えは
そもそも自分たちは先輩が少なかったっていうのもあって、自分たちの代にはスタメンとして出ている人が何人もいたので。その辺に関してはコミュニケーションとか連携に関してはスムーズにいけました。

ー今日の試合内容としては
昨日の試合を見れば4安打で全然ダメだったんですけど、今日は1本出たあとに繋ぐっていうか、バッティングで流れが来たのかなっていう。そこでみんなも活気がで出できたし、みんなのつなぐ意識が高かったからこそ、大量得点に繋がったのかなと思います。

ー新人の中でとくに良い選手は
飯田ですね。守備での連携とか声掛けとかは圭佑が中心になってやってくれるので。そこは自分としても助かっていますし、頼りになるなって感じですね。

ー来季に向けて
六大学は本当にどこも力は同じだと思うので、本当に紙一重の戦いだと思うので。そこでいかに油断しないで、今日の優勝を忘れるくらいに練習とか合宿とかと取り組んでいくかが勝負になると思うので。そこで六大学や他の大学と差をつけるってのが大切ですね

監督・#31松田啓
ー秋リーグからの切り替えは
監督として新人戦はこうしていこうって予め決めていて、そこは内山とも話しながらやっていたので。そこまでバタバタすることは、こっちがバタバタしなければ向こうはついてくるだけなので、そこはちゃんとできたかなっていうところですかね。

ー今日の試合内容としては
あんなに打てることってなかなかないんですけど。たまたま今日はヒットが沢山でて、点が取れたかなって感じですね。逆にあれを求めちゃうと負けちゃうので、今日だけって感じでって今は思ってます。

ー新人の中でとくに良い選手は
内山と昨日投げた成井ですかね。昨日は成井が投げたから勝ったし、今日は内山がいたから打線が活気づいたし。投打が上手く噛み合える要因がやっぱりキーマンになっていくと思うので。2人には期待ですね。

ー来季に向けて
今日一応優勝はしたんですけど、昨年も優勝して春は2勝8敗って結果で。そこで僕自身が感じたのが気の緩みっていうか、優勝したからっていう言い訳が多かったかなって、僕自身も含めて。気を引き締めて、また来週ミーティングあるんですけど。そういうところで一人一人目標を明確にして気を引き締めて練習していこうかなって感じですね。春季リーグ戦優勝したことなくて、全日本に行きたいのでそこを目標にしたいですね。

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