【野球部】扇の要&大砲復活! 2つのアーチで慶大に辛勝

今季初先発で6回1失点の好投を見せた中川

平成30年度東京六大学野球秋季リーグ戦

10月14日 対慶大2回戦 明治神宮野球場

雨上がりのどんよりとした曇り空を2つの閃光が駆け抜けた。久々にスタメン復帰のスラッガー三井(コ2=大阪桐蔭)と法大2回戦から四番を任されている種田(営4=大垣日大)の2人のホームランで終始リードした立大は追いかける慶大を振り切り逃げ切った。

(慶)●高橋亮、前田、木澤―郡司
(立)〇中川、江口、手塚、川端健―藤野

立大メンバー表

10 松﨑 健造 (文4=横浜)
17 橋本 敦也 (済4=大分上野丘)
11 江口 奨理 (営3=浦和学院)
19 手塚 周 (コ3=福島)
15 中川 颯 (コ2=桐光学園)
22 比屋根 雅也 (営2=興南)
21 川端 健斗 (コ1=秀岳館)
12 田崎 秀征 (済4=長崎西)
27 藤野 隼大 (営3=川越東)
24 竹葉 章人 (コ2=龍谷大平安)
7 飯迫 恵士 (社4=神戸国際大附)
6 林田 景太 (観4=島原)
37 伊藤 智也 (コ2=高田)
4 江藤 勇治 (済3=東海大菅生)
5 吉田 純也 (コ3=中央中等教育)
13 笠井 皓介 (済3=桐蔭学園)
31 敷名 丈弘 (社2=神戸国際大附)
39中嶋 瞭(コ2=佼成学園)
1 種田 真大 (営4=大垣日大)
2 井上 和弥 (コ4=履正社)
28 上村 知哉 (社4=掛川西)
32 小野 大成 (文3=横浜)
3 三井 健右 (コ2=大阪桐蔭)
29 荒井 智也 (コ2=佼成学園)
36太田 英毅(コ1=智辯学園)

打撃成績

投手成績

先制したのは立大。春に4本のホームランを放ちその名をとどろかせた三井は今秋、調子を落としスタメン落ち。約1か月ぶりの試合は五番左翼での出場だった。待ちに待った2回の第一打席。高々と上がった打球はライトスタンドへ吸い込まれた。「たまたま甘いコースにきてしっかり打てた」と語る彼の顔には笑顔が見えた。
後輩には負けていられない。打率リーグ3位でタテジマをけん引する副主将の四番種田は4回、この日二番に座った笠井(済3=桐蔭学園)を二塁に置き打席に向かう。二球目をとらえ見事スタンドイン。「スッキリしました」と語る四番には貫禄が出てきた。
扇の要にも復調の兆しあり。昨日はスタメンから外され悔しい思いをした藤野(営3=川越東)。7回火の出るような中前安打で出塁した三井を二塁に置き藤野に打席が回る。「悔いだけは残さないようにしっかりバットを振った」と語る藤野はストレートをはじき返し中堅手の頭を越え絶望を与えるダメ押し打。長い不調を抜けた正捕手に明日も期待だ。

投げては今季初先発の中川(コ2=桐光学園)が力投。昨日もマウンドに上がった疲れ知らずのサブマリンは自ら先発を志願。1回を9球でぴしゃりと抑え上々の立ち上がりを見せる。しかし3回、慶大の中村(環3=中京大中京)にあわや同点本塁打かと思われたフェンス直撃の二塁打を浴び、それを皮切りに追いつかれてしまう。それでも4回以降は気迫の投球。「バッターも頑張ってくれていたので、さらに気持ちをあげていい流れで行けるように」と6回まで1つのエラーを除いてパーフェクトピッチング。奇しくも今日の慶大の先発髙橋亮(3年=慶應湘南藤沢)は同じ背番号15。背番号15対決を制し、チームに流れをもたらした。

1点リードで最終回を任された川端(コ1=秀岳館)。「久しぶりに緊張した」と語る彼は2四球と内野安打で無死満塁の大ピンチを迎えてしまう。それでも先輩がつないできたリレーは守り抜く。期待の左腕は2つのフライで二死とし、最後は三振でしめ、マウンド上で吠えた。

全員野球で接戦を制した。調子が上がっている立大打線。その中でも特に目を引く旧4番と現4番の2人の本塁打と、正捕手の復活は大きい。連投続きの中川、川端は「明日もいける」と語っており全体の士気が上がっている。明日の慶大戦この流れに乗れば勝利は遠くないだろう。
。(10月14日・川田怜旺)

コメント

勝ち越しの2ラン本塁打 種田
「4番になってランナーがいる場面は増えているので今回は打てることができてすっきりしました。慶大は3連覇のために戦っていて何とか止めたいですし、向こうが相当な気持ちでいるのは知っているので、当たり負けしないように絶対勝ち点を取るつもりで明日も頑張ります。」

先制の今季第1号本塁打を放った三井
「1カ月ぶりの出場で、打てなかったら使ってもらえないので何とか結果を残そうと1打席目から打席に立ちました。狙ってはいなかったですが、甘いコースに来た球をしっかり打てた結果が本塁打になりました。」

決勝点となる適時二塁打 藤野
「不甲斐ない結果でスタメンを外れましたが、またチャンスをもらったのでいつも以上に気持ちを入れて今日の試合に臨みました。悔いを残さないようにしっかりとバットを振れたことが良い結果に繋がったと思います。」

今季初先発で6回1失点の好投 中川
「自分から志願をして先発しました。今日の投球は勝てたので100点でいいと思います。細かいことは気にせず、思い切って腕を振って投げることを意識したのでそれが良い結果に繋がりました。自分が入学してから慶應から勝ち点を取れていないので、明日は何とか気持ちで勝てるように頑張ります。」

9回無死満塁のピンチを無失点、試合を締めた川端健
「8回途中か9回頭から行くと指示されていたので、ブルペンで気持ちは作っていました。1点も落とせない場面でマウンドに上がるのは久しぶりだったので緊張していました。明日も先発でもリリーフでも行けるように準備していきたいと思います。」

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