【男子ラクロス部】最終Qで怒涛の追撃も1点及ばず

平成30年度 第31回関東学生ラクロスリーグ戦 1部Bブロック

9月23日 対成蹊大 立教大学新座キャンパス多目的グラウンド

4得点を決めチームに貢献した伊藤(理4)

1勝2敗で迎えたリーグ戦第4戦。成蹊大の速いパス回しと個人技に苦戦を強いられた。第4Q、#6伊藤(理4)の得点を皮切りに3点差を詰め同点とし、逆転勝利の流れを掴みかけたに思えたが、紙一重で勝ち星を逃した。

「やっと戦えた」。4得点を決めたエース伊藤は力強い眼差しでこう答えた。第3Q終了時までに3−6と成蹊大にリードを許したSAINTSであったが、「後半強いっていうのはわかっているので」。第4Qは一転し主導権を握った。手に汗を握る20分間であった。3点を追う第4Q、試合が動いた。開始5分、主将でゴーリーの#89青木(社4)がピンチをビッグセーブで防ぐ。ボールを受け取った伊藤が振り向きざまに技ありのショットを決め、この得点がSAINTSに勢いをもたらした。直後に#9本田(コ3)のパスを受けた#1桑原(社4)もショットを決め成蹊大に1点差と詰めよる。同8分、待望の同点ゴールを決めたのは頼れるエース伊藤。得点後はベンチ、応援席が一斉に沸いた。誰もが勝利を期待した。しかし一筋縄で勝てないのが1部。成蹊大に再びリードを奪われるが、SAINTSも必死に食らいつき7−7で残り1分と迫った同19分。立て続けに2点を奪われた。一瞬の出来事だった。それでも諦めず立ち向かった。桑原が右サイドから執念のゴールを決め、「まだあるよ」とチームを鼓舞するが、無情にもここで試合終了。1点届かず、白星をあげることはできなかった。

伊藤は今回の敗戦を胸に刻み、最終戦に向けて「色んな反省があるのでそこを詰める。僕たちはやるだけですし、リーグ戦の集大成が見せられれば」と意気込んだ。「後半強い」SAINTSにとって最終戦で勝利を掴み取るのは難しいことではないだろう。彼らの戦いに目が離せない。

(10月13日・小松勇斗)

◆コメント◆
#6伊藤
ーあと一歩及ばなかったのはどこが
グランドボールとか。最後の最後にチェイス。ボールが出た時に1番近い人のボールになるんですけど、そのチェイスっていうのが相手に取られたり、細かいところで僕たちはミスしたし相手はそこを逃さなかったっていうのが1枚相手が上手だったかなって思います。

ー2週間後の試合に向けて意気込み
今回負けたってことで色んな反省あるのでそこを詰めて。今日の試合までも2週間あったんですけどそれも全て振り返って。やっぱり僕たちはやるだけですし、後輩たちは未来に向けて4戦戦ってるんで。リーグ戦の集大成が見せられればいいと思います。

上島ヘッドコーチ
ー今日はどうでしたか
途中まではね、でも今までの反省を活かしながら結構戦えてたんで、一瞬勝ちが見えたんですけど、まあもうちょっとって感じですね

ー何が足りなかったか
あんまり足りない部分は正直ないけど、シンプルに言うと立ち上がりがいつもよりは悪くなかったけど結局また点を取られて、無駄な失点が1.2点多かったなって感じかな

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