【ハンドボール部】「MVPは・・・」下地が語る“影の立役者” それでもやっぱり「最後は俺が決める」

関東学生秋季リーグ戦

10月7日 1部リーグ最終戦 対東海大 国士舘大多摩キャンパス体育館

                 立大 31−29 東海大

仲間に指示を出す司令塔・下地


試合後のインタビュー。主将・下地(コ4=興南)は最終戦の“MVP”を聞かれると、「平仲と後藤の2人」と迷うことなく口を開いた。

試合後のミーティングで笑顔を見せる平仲

CBの平仲(コ2=興南)が、強烈なミドルシュートを含む4得点の活躍をみせつけた。小柄ではあるが、中盤(センター)でのゲームメイクに定評のある2年生。名門・興南高校出身であり、“下地イズム”を受け継ぐ注目株だ。次代を担う直属の後輩に、「来年からはチームの中心になってほしい」と下地も期待を寄せる。平仲は偉大な“同郷”の先輩とともに、インカレの舞台で“南国の風”を吹かすことができるか。

ビッグセーブを連発した後藤。仲間の声援にガッツポーズで応えた


「ここで止めてくれって時に止めてくれた」。立大の“守護神3兄弟”の末っ子・後藤(営1=愛知)も、主将のお墨付きをもらった。リーグ戦では1年生ながら出場する機会も多く、荻原(コ3=拓大一)、谷(済4=法政二)とともに幾度となくピンチを防いできた。前半13分に訪れた1対1の場面では、相手のシュートを右足一本でブロック。後半もミドルシュートを止めるなど、意地のセーブを連発した後藤は「キーパーが流れを変えるってわかりました」と、確かな手応えを得た。“試合を動かす”1年生GKの活躍は、チームにとっても大きな支柱となる。

1部残留に貢献した “影の立役者”。下地は後輩の活躍を評しながらも、「最後は自分が決めてやろうって思っている」と気を引き締めた。「一瞬一瞬のプレーで流れは変えられる。残すはインカレのみなので、毎日の練習を無駄にせずにしっかりやっていきたい」と、目前に迫る大舞台に向けて準備を進めていく。                            (10月13日・小根久保 礼央)

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