【陸上競技部】明日は箱根駅伝予選会!立教記録更新に挑む12選手を完全解説 ~1年生編~

最後に紹介するのは輝くルーキーたち。なんと1年生にして3人もエントリーを果たした。3年時にメンバーのほぼ全ての枠を台での席巻を目論んでいる彼らには恐れるものなどないのかもしれない。

土屋健(社1=立教新座)

日体大記録会で初の10000㍍にして31分台をマークした土屋

仲間思いの熱い奴、土屋。事前インタビューでは「同じ練習をしてきた仲間の分も自分が結果を残していきたい」とメンバー入りをおごらず、あくまでチームにために走ることを意識していた。ハーフの21キロという長丁場にやや緊張している部分も見受けられるが、夏には準備をしっかりと行ってきた。立大陸上部の売りでもある“自主性”がハマり、適度に疲労を抜きつつも距離は自信がつくほど踏んできた。予選会でも増井(営2)のすぐ後ろでゴールするなど調子の良さは確かにレースに表れている。勢いに乗って限界に挑戦してほしい。

◆自己ベスト◆
5000㍍:15’20”28
10000㍍:31’49”61

◆目標タイム◆
67分台

◆インタビュー抜粋◆
—予選会まで1週間。心境は
心境としては立教大学陸上部っていう部員の多い中で代表として走らせていただくということで緊張してます。

—駅伝チームの雰囲気は
雰囲気はかなりいいかなと。(轟木)亜問さんがしっかりチームの試合出てる人出てない人含めて全員で戦うってまとめて。

—女子駅伝の活躍を見て
今のところ男子の活躍する場っていうのは自分含めてなかったけどああいうところ見ると刺激になりますし、自分自身もやらなきゃいけないなと強く思いました。

—持ち味は
長い距離に適性があると思っていて、高校の時から長い距離走ってきて。大学でもかなり距離を踏んできた自信があるので、そこをしっかり予選会で出し切って。ハーフっていう長い距離ですが、そこを失速しないで、後半しっかりみんなが垂れてくるところで巻き上げて良いタイムで67分台で帰ってくることを目標に。

—好きな言葉、座右の銘とかはある
座右の銘とは言わないけど「チームで戦う」。自分がたまたまチームを代表して走らせていただいてるわけですが、それでもみんな同じ努力同じ練習をしてきただけで、それをたまたま自分が出す場にあるだけで。自分自身の結果にこだわらずチームの結果を1番大事にしていきたいと思います。

馬場勇希(現1=国学院久我山)

「少しの緊張感と、若干楽しみ」と大学初の公式戦に意気込む馬場

全国高校駅伝に出場経験アリ!国学院久我山時代に熾烈な東京予選を勝ち抜いて出場した。5000㍍の持ちタイムも申し分なく、間違いなくこれからの長距離ブロックに欠かせない人材になるだろう。全国の舞台勝利する感覚を覚えた選手は強い。コンディションが合わない中でもメンバー入りできるのは地力がしっかりとある証拠だ。公園内に入ってからの起伏が彼の活躍の鍵になってくるだろう。どんなときでも自然体で挑める強みを活かして、気負うことなく楽に序盤を走れれば持ち前の持久力で流れを引き寄せられるかもしれない。

◆自己ベスト◆
5000㍍:15’19”59
10000㍍:32’01”19

◆目標タイム◆
68分台

◆インタビュー抜粋◆
—予選会に向けては
少し緊張感と、若干は楽しみな感じですね。

—1年生から3人メンバー入り
自分たちが3年生になったら9人全員で行こうっていうことは言っていたので、この時点で3人いけて、それは1年生としてもいいことではないかなと思います。

—箱根に向けて意気込みを
今の最上級生とできるのはこれが最後の大会だと思うので、最後の最後に記録を更新して、いい形で終われればなと思います。

斎藤俊輔(観1=秦野)

斎藤は箱根予選会で「上級生切り」の下克上を果たせるか

1年生の中でトップの持ちタイムを誇る。一般受験でチームに加わった、苦労人だ。1500㍍に重きを置いて練習してきたが、選考会の10000㍍でもしっかりと記録を残してきた。高校時代に出場した駅伝では先日のタイムを上回るタイムで走っているため期待値も高い。その反面ハーフマラソンという規格外の距離が彼にとってプラスとマイナスのどちらに働くかはなかなか読めないところである。自己ベストでポテンシャルの高さは証明済みだ。

◆自己ベスト◆
5000㍍:14’37”60
10000㍍:32’33”55

◆目標タイム◆
69分切り

◆インタビュー抜粋◆
—ここまでやってきて辛かったことは
やっぱり距離ですね。自分は長い距離があまり得意ではないので、長い距離の練習が増えたってことで…。まあ自分は一般受験で入ったんですけどその分のブランクっていうのを戻すのも大変だったし、距離に対応するっていうのも大変でした。

—逆に嬉しいことはあったか
何回か16kmとかの練習があって、それを1番最低のチームから始めたんですけど徐々に上の方のチームで走れてきて、夏合宿はあんまり走れなかったんですけど、選考には残れたのでよかったかなと思います。

—斎藤選手から見た立教は
4年生がかなり後輩を刺激してくれて、予選会のメンバーとかそれ以外の人たちでもサポートがしっかりできてて、全体で一つになれてるかなって感じです。

—選考会の調子は
8月全然走れてなくて、上がりきってない中のレースだったので不安はあったんですけど、まあなんとか乗り越えたって感じですかね。

—予選会まで1週間、ここからどんな調整を
まずは疲労抜きっていうのは徹底してやって、あとは怪我なく刺激入れるとこはしっかり、疲労抜くところは抜いて、メリハリをつけてやっていきたいと思います。
(10月12日 編集・中野陽太/インタビュー・小西修平、中條万緒、小根久保礼央、小松勇斗、藤部千花、日野雅由子)

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